劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」

ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」

東京国際フォーラムホールC

・2021年2月7日(日)マチネ

「ポーの一族」の画像検索結果

【ストーリー】

イギリスの片田舎―森の奥に捨てられた幼い兄妹エドガーとメリーベルは、館に住む老ハンナに拾われ育てられる。老ハンナたちポーの一族は、永遠の時を生きる「バンパネラ」の一族であった。正体を見破った村人に取り囲まれた時、ポーの一族を率いる大老ポーは、存続の危機を救うためエドガーを無理矢理仲間に加えてしまう。こうしてエドガーは、妹メリーベルも一族に加え、ポーツネル男爵とその妻シーラを養父母として長い時を生きることとなる。
時は流れ、4人は新興の港町ブラックプールに姿を現す。男爵とシーラは、港町で診療所を開く医師、ジャン・クリフォードを仲間にしようと目論む。そこでエドガーは、町一番の名家、トワイライト家の跡取りアランと宿命的な出会いを果たすのだった・・・。(ミュージカル・ゴシック「ポーの一族」公式HPより引用)

 

宝塚歌劇団花組トップスター、明日海りおさん主演の退団後初の外部ミュージカル!
彼女は、宝塚時代にも同じ演目、同じ役を演じたっていうこともあって、とっても注目度の高い公演になったんじゃないかな〜と思います☺️

ポーの一族、私は宝塚の作品も観てないし、大阪公演の配信も観てないし、原作の漫画も読んでないし…という、予習や事前準備をまったくしない状態で臨みました!←いつも同じこと言ってます笑

今回、かなりのチケット難だったので、観るのは諦めようと思っていたのですが、10年来の優しいお友達がチケットを取ってくれて…❤
もともとは、ミュージカルファン繋がりの関係ではなかったけれど、時を経て、お互いミュージカルにハマるようになって、こうして同じミュージカルを一緒に観劇できることが、とっても嬉しくってテンションあがっちゃいました!

ミュージカルって、人と人との関係を繋ぐ架け橋にもなるんだな❤ 

 

出演者が本当に豪華でっ…☆明日海りおさん(エドガー・ポーツネル)、夢咲ねねさん(シーラ・ポーツネル男爵夫人)、綺咲愛里さん(メリーベル)、純矢ちとせさん(レイチェル)、そして 、レジェンド涼風真世さま(老ハンナ/ブラヴァツキー)!その他アンサンブルキャストにも宝塚OGがたくさんっ!宝塚OG以外の女性メインキャストは、能條愛未さん(ジェイン)ただ一人という、メインキャストに宝塚OGが多いこともあり、宝塚の世界に男性が入ったような感じで、少し不思議な感じがしました☺️

全編を通して、ファンタジーワールド全開っ!キラッキラ!!
ただただ本当に美しくて…✨
ストーリーがどうのこうのというよりも、ただただ美しすぎる世界観に、心の底から魅了されまくりでしたぁ〜❤

素晴らしかったーーー✨✨✨

男性陣がまた素敵でして… ♡千葉雄大くん(アラン・トワイライト)が可愛すぎてキュンキュンしたし、福井晶一さん(大老ポー/オルコット大佐)さすがの歌声と存在感はこの作品をギュッと引き締めていたし、中村橋之助さん(ジャン・クリフォード)は恋多き色男を素敵に演じていらしたし、小西遼生さん(フランク・ポーツネル男爵)素敵すぎてかっこよすぎて…まんまとファンになりました笑💕

しばし現実を忘れて、異次元の世界にワープした感覚でした。
ファンタジーなミュージカル作品、あまり観たことなかったのでとても新鮮で、こういうのもいいな〜❤️って素直に思いました(^^)v

今度は、宝塚版を観てみたくなりました♪

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ミュージカル・ゴシック「ポーの一族

2021年1月11日ー1月26日 大阪公演@梅田芸術劇場メインホール

2021年2月3日ー2月17日 東京公演@東京国際フォーラム ホールC

2021年2月23日ー2月28日 名古屋公演@御園座

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ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」

ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」

日生劇場

・2021年2月6日(土)ソワレ 東京公演初日

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【ストーリー】

1905年―帝政ロシアの時代、アナテフカという寒村で酪農業を営むお人好しで働き者のテヴィエ(市村正親)は、信心深くて、楽天家で、25年連れ添っている妻のゴールデ(鳳 蘭)には頭が上がらないが、5人の娘たちを可愛がり、貧しいながらも幸せな日々を送っていた。

長女のツァイテル(凰稀かなめ)、次女のホーデル(唯月ふうか)、三女のチャヴァ(屋比久知奈)、年頃の娘たちの今の最大の関心事は、自分たちの結婚について。今日もイエンテ(荒井洸子)が、ツァイテルに縁談を持ってきている。娘たちは気もそぞろ。娘たちにとっても、姉さんが早く結婚を決めてくれないと、自分たちに順番が回ってこないからだ。だが一方、ユダヤの厳格な戒律と“しきたり”に倣い、両親の祝福が無ければ結婚は許されない。

そんなある日、金持ちで肉屋のラザール(ブラザートム)からツァイテルを後妻に迎えたいと申し出を受けたテヴィエは、酔った勢いでついつい結婚に同意してしまう。長女の結婚相手が見つかったことで妻のゴールデも大いに喜んだが、当のツァイテル本人には仕立屋のモーテル(上口耕平)という相思相愛の存在があった。ツァイテルとモーテルの熱意に心を動かされたテヴィエは、ついに若い二人の結婚に同意する。が、結婚の許しを同時に二つも出してしまったテヴィエ、ゴールデやラザールに何と切り出せば良いのやら…。(ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き」公式HPより引用)

何度も再演され続けている、歴史あるミュージカル!
私はミュージカル初心者ということもあり、観るのは今回が初めてです!
昨年夏の帝劇コンサート で、出演者全員で歌った曲が、このミュージカルの楽曲だと知ってから、俄然この作品が観たくなり、勇んで(笑)取ったチケットが、今回の公演の初日でラッキー!でした。

主演は市村正親さん。
昨年秋の日生劇場 で、ミュージカル「生きる」を観してからというもの、私は市村さんのファンになってしまったのです♡

dietteryoko.hatenablog.jp


そして、奥様役には、鳳蘭さん。
通いまくったミュージカル「天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜」 で、大好きになった素敵な女優さん❤️

www.tohostage.com

そして同じく「天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜」で好きになった屋比久知奈ちゃんもご出演だし、「生きる」 で素敵だった唯月ふうかちゃんもご出演!生の舞台で拝見するのは初めてだけど、観てみたかった元宝塚の凰稀かなめさんも!・・・という、豪華キャストでとても楽しみだったし、期待通り、とっても素晴らしかったです♪

ストーリーは、人種差別、宗教、ジェンダー…ということをものすごく考えさせられるものでした。内容は重いものですが、市村テヴィエと鳳ゴールデのご夫婦が、とてもユーモラスに、あったかく演じてくださっていたこともあり、くすくす笑いも結構あって、明るい気持ちで観ることができました♡

そして、姉妹たちが可愛くて可愛くて❤
幼い少女だった彼女たちが、どんどん自分の意思をハッキリ出して、あらゆる困難にも屈せずに、好きな男性のところに突き進んでいくところが、とてもとても眩しくて輝いていて、素敵だな〜って思いました♡

私の心に一番強く残ったのは、怒りの感情でした。こんなに素朴で慎ましい暮らしを一生懸命に生きてる家族や村人みんなが、散り散りに引き裂かれてしまうことへの怒り。理不尽なことに対する、やり場のない怒り。
そんな理不尽な状況の中でも、彼らは前向きで、健気で本当に逞しい…(ToT)
いつかきっと、みんなで再会して笑顔で楽しい日々を過ごせるますように、と思わず願わずにはいられない、感動のラストシーンでした。

不思議なことに、観た後には、心がほかほかあったかくなるような感覚が残りました。この作品を通じて、テヴィエたちの、強さ、逞しさ、ユーモア精神、愛情を深く感じることができたからだと思います。

味わい深い、とても素敵なミュージカルでした✨
何度も何度も再演され続けてる理由が、よくわかりました。

 

日生劇場公演は、3月1日まで!その後は、名古屋・川越公演があります。
歴史ある素晴らしいレジェンドミュージカル、たくさんの人に観てほしいな〜って思います❤

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ミュージカル「屋根の上のヴァイオリン弾き

2021年2月6日ー3月1日 @日生劇場

2021年3月5日ー3月7日 @愛知県芸術劇場大ホール

2021年3月12日ー3月14日 @ウェスタ川越大ホール

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ミュージカル「パレード」

ミュージカル「パレード」

東京芸術劇場プレイハウス

・2021年1月31日(日)マチネ 東京公演千穐楽

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ミュージカル「パレード」

【ストーリー】

物語の舞台は、1913年アメリカ南部の中心、ジョージア州アトランタ南北戦争終結から半世紀が過ぎても、南軍戦没者追悼記念日には、南軍の生き残りの老兵が誇り高い表情でパレードに参加し、南部の自由のために戦った男たちの誇りと南部の優位を歌いあげる。そんな土地で13歳の白人少女の強姦殺人事件が起こる。容疑者として逮捕されたのはニューヨークから来たユダヤ人のレオ・フランク。実直なユダヤ人で少女が働いていた鉛筆工場の工場長だった。彼は無実にも関わらず様々な思惑や権力により、犯人に仕立て上げられていく。そんな彼の無実を信じ、疑いを晴らすために動いたのは妻のルシールだけだった。白人、黒人、ユダヤ人、知事、検察、マスコミ、群衆・・・・それぞれの立場と思惑が交差する中、人種間の妬みが事態を思わぬ方向へと導いていく・・・・。(ミュージカル「パレード」公式HPより引用)

 

重い話はとても苦手なので、最初観るつもりはなかったのですが、SNSに流れてくる評判を見ていたら、居ても立っても居られなくなり、急いでチケットを探してギリギリ東京千穐楽公演を観ることができました。


不協和音の音楽が、素晴らしく成立していることにまず驚きました。オーケストラのみなさん、あんな難曲をきっちりと演奏できるなんて、本当に凄すぎます!そして、それを歌いこなしているキャストの方々の、歌声のパワーの素晴らしさといったら!

心が痛くなるほどの重い話ではあるものの、ストーリー展開の緻密さ、巧みさにただただ心奪われてしまい・・・覚悟していたほどは泣きませんでした。覚悟していたからこそ、大号泣せずにすんだのかもしれません。とはいえ、未来優希さんの娘を亡くした悲しみの歌のシーン、堀内敬子さんと石丸幹二さんのピクニックのシーン、そこでは涙腺崩壊しちゃいました(T_T)

 

感想を述べるのが難しいな…と思う、この観劇後感。
難しいのですが、でも、ただ言えることは、本当に素晴らしい作品だった!観ることができて本当に良かった!ということ。そして、また観たい!おかわりしたい!と強く思いました。でも、東京はこれが千穐楽公演。今回は地方には行けないので、残念。

パンフレットによると、この作品は2017年に日本初演として上演された作品でしたが、今回2021年の再演にあたり、初演の時と解釈を新たに練り直して再構築して作ってこられたそうです。

私はこの日の観劇がまったくの初見だったので、初演と比べることはできませんが、演出の森新太郎さんが目指された方向に、見事に完成されていたんじゃないかなぁと感じました。

 

ああ、素晴らしいミュージカルでした!

これは後からずっとジワジワくると思います。感動!とかの言葉だと、陳腐に感じられてしまうほど、なんと言ってよいかわからず、複雑な思いが胸中をぐるぐるしちゃってますが、とにかく!観られてよかった!素晴らしかった!!!

最後のカーテンコールでは、客席の拍手も全然鳴り止まなかったし、石丸さんのご挨拶では、彼ははっきりとおっしゃらなかったけれど、この日を迎えるまでに乗り越えてきたであろう数々の苦難のことが想像できてしまい…そして、その石丸さんのご挨拶の時のキャストのみなさんの表情を見ていたら…堪えきれず、ここでも涙腺崩壊してしまいました・・・(号泣)


東京公演千穐楽、本当におめでとうございました!

地方公演も、最後まで無事に駆け抜けられますように🙏

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ミュージカル「パレード」

2021年1月17日ー1月31日 東京公演  @東京芸術劇場プレイハウス

2021年2月4日ー2月8日   大阪公演  @梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

2021年2月13日ー2月14日   名古屋公演 @愛知県芸術劇場大ホール

2021年2月20日ー2月21日  富山公演   @オーバードホール

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宝塚歌劇団宙組 : ミュージカル「アナスタシア」

宝塚歌劇団宙組 ミュージカル「アナスタシア」

東京宝塚劇場

・2021年1月9日(土)ソワレ

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この公演は、1月8日(金)に東京公演の初日を迎えたのですが、私はそのすぐ次の日に観てきました!
ひとことで言うと、予想をはるかに超える素晴らしいミュージカルでした。

ストーリーがわかりやすいので、物語の中にスッと入っていけるし、主人公アーニャ(アナスタシア)を通して見ると、すごく前向きな気持ちになれるんです!
それに、もうこれは絶賛レベルですけど、音楽と歌が本当に素晴らしい!(生オケでないことだけが唯一悔やまれます…涙)
そしてもちろん、お芝居もダンスも本当に最高!
それからなんといっても宙組(私は初めて観た宝塚歌劇宙組の公演だったので、宙組びいきのところある^^)のチーム力、円熟した実力がほんっっっと素敵でした!!

 

ミュージカルを観たことない人にも、自信を持って勧められる、最高に素敵なミュージカルです!
宝塚歌劇はちょっとね…」と思っていらっしゃる方たち!ここは声を大にして言いたいのですが、宝塚かそうでないか、なんて、ほんとに関係なく、宝塚の概念なんて全く気にならない、「宝塚の」という冠が不要の、素晴らしいミュージカル作品になってたと思います!!(決して贔屓目ではなく!!!)

とはいえ、「宝塚らしい」と言えば、本編終了後のフィナーレが、もう本当に素敵でしたーーー♪
本編の余韻を感じさせつつも、素敵な宝塚らしい華やかなステージを魅せてくれるのが、これまた最高なんですよねっ…!!!

とにかく素晴らしい作品でした♥
これ、何度も繰り返し観たくなるやつです(笑)

 

東京宝塚劇場が、今年リニューアル20周年記念だそうで、観客一人一人の座席にブランケットのプレゼントがありまして…(嬉し泣き)
…なんていう心遣いなんでしょう!
この、ただでさえ厳しい状況の中、こんな心配りができる宝塚歌劇団様、本当に素晴らしすぎます…!感動しました(涙)
一生ついていく!!っていう気分になりました。
いただいたブランケット、大切に使いますね!本当にありがとうございました❤️

(ブランケットのプレゼントは、1月8日と9日だけのスペシャルだったようです)


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2階のロビーには、20周年記念の展示コーナーがあって、歴代の宙組の作品チラシなどが展示されてました。
(もちろん私は、大好きな朝夏まなとさんのコーナーを激写しまくりでした~♪)


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※たくさんの方に観ていただきたい素晴らしいミュージカルなのですが、残念なことに現在は緊急事態宣言の発令により、チケットの一般販売が一時停止されています(泣)

一般販売が再開されて、チャンスがあればぜひ、チケットを入手して観に行っていただきたいっ!って強く思っています。

(チケットの販売状況はこちらから!)

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宝塚歌劇団宙組公演

ミュージカル 「アナスタシア」 

2020年11月7日ー12月14日  @宝塚大劇場

2021年1月8日ー2月21日 @東京宝塚劇場

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「23階の笑い」

 23階の笑い

世田谷パブリックシアター

・2020年12月22日(火)ソワレ 

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ニール・サイモンのコメディ。
ニール・サイモン、最近聞いたような…?と思ったら、以前観た「おかしな二人」ニール・サイモンの作品でした☺️なんとなく、テンポ感が似てるな〜と感じました。そして、コメディの王様という感じの三谷幸喜さんが演出・台本を手掛けられているので、これはもう絶対に面白いでしょう!という期待感マックス!!

 

登場するキャストは、たった9人ながら、瀬戸康史くん、松岡茉優ちゃん、吉原光夫さん、梶原善さん、青木さやかさん…と、私が知ってる方がたくさん出演されてました!
そういうのって、なんだかテンションあがります!←ミーハー!(笑)

特に吉原光夫さんは、ついこの前、配信のThe Musical Dayに出られていたのを拝見していたので、どんなお芝居をされるのか、とてもわくわくでした!←朝ドラ見てなかったので…(;'∀')
めちゃくちゃ笑いをとってましたねー!マックス役の小手伸也さんの次くらいに、笑いが多かった気がしました(^-^)
だけど、歌が聴きたいな〜!ってやっぱり思いました。吉原さんのミュージカルが観てみたいな〜☺️

瀬戸康史くんは、かわいくて良きでした❤️NHKグレーテルのかまどは結構見てるので、私は瀬戸くんがかなりお気に入りなんです(笑)

松岡茉優ちゃん、こんなにドスの効いた声を出せる女優さんなのね!と、その演技の幅広さにびっくり!とっても素敵でした〜!

全体的に、クスクス笑えて、でもちょっとホッコリするところもあって、クリスマス時期に観るのにとてもピッタリな素敵な作品でした🎄

12/27(日)の千穐楽まで、無事に駆け抜けられますように★

 

キャスト(敬称略)
瀬戸康史
吉原光夫
山崎一
鈴木浩介
浅野和之
松岡茉優
小手伸也
青木さやか
梶原善

  ニール・サイモン
翻訳  徐賀世子
演出・上演台本  三谷幸喜

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「23階の笑い」

 2020年12月5日ー12月27日 @世田谷パブリックシアター

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「オトコ・フタリ」

オトコ・フタリ

@シアタークリエ 

・2020年12月17日(木)マチネ

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脚本はテレビドラマを多く手掛ける田渕久美子さん、演出はミュージカルを多く手掛けている山田和也さん。

この作品は、主演の山口祐一郎さんが田渕久美子さんに、「ストレートプレイ*1をやりたいんだけど…」と持ち掛けて書きおろされた脚本だそうで、まさに当て書き*2だと思われる、登場人物たちが生き生きとした躍動感あふれるものになっています。

キャストはたった3名で、山口祐一郎さん、浦井健治さん、保坂知寿さん。
そして、この御三方はミュージカル界で大活躍の方々なのに、この作品はストレートプレイ、ということで、とても新鮮です。

ほのぼのとして、そしてところどころ笑えて、そして意外にも?人生や愛について考えさせられる、ちょっぴり深い作品でした。

印象的だったのは、「ほんっとに3人仲良いなーーー!」ってつくづく思ってしまうほど、3人の仲の良さが舞台に滲み出ちゃっていることでした(^-^)
間の取り方や、掛け合いや、醸し出す空気感など、すごく仲が良くないと絶対に出ないだろうなーと思ってしまう素晴らしさ!

お話の展開や舞台の暗転タイミングが、少し唐突なところもあり、テレビドラマを見ている感じがするな…と思ったのは、やはり田渕さんの脚本だからかな。テレビドラマを舞台にすると、こんな感じになるのかも…って思いました。

演出は、私の大好きな、コメディミュージカルがお得意の山田和也さんが手がけていらっしゃるので、コメディ感満載&人の情を優しい視点で表現されているところ、やっぱり大好きだわーーーって思いました❤

最後はとても明るい未来を感じさせる展開で、人生って、人との出会いっていいな〜と思いました❤
心があたたかく、そして元気になる作品でした。

 

(敬称略)
キャスト

山口祐一郎

浦井健治

保坂知寿

大塚千弘 (声)
脚本

田渕久美子

演出

山田和也

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「オトコ・フタリ」

2020年12月12日ー12月30日 @シアタークリエ

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*1:「ストレート・プレイ」とは、台詞に音楽などを用いない会話劇、いわゆる一般的な舞台演劇のことを意味します。

*2:演劇や映画などで、その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと。

「Op.110ベートーヴェン『不滅の恋人』への手紙」

Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙

@大手町よみうりホール

・2020年12月16日(水)ソワレ 

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観劇した12月16日は、なんとベートーヴェンの250回目のお誕生日!
そんな記念すべき日に偶然にもこの作品を観劇できたことは、きっと何か運命のようなものだったんじゃないかと思いました。

 

舞台にはピアノが一台、そしてソファと文机と椅子が何脚か。
演じるのはたった9名の役者さんたち。しかしながら、ベートーヴェン役は出てこない。
新垣隆さんが奏でる美しいピアノの演奏に添うようにして、キャストが語りながら、回想のシーンを演じながら、美しく物語が進んでゆきます。

 

ベートーヴェンの人生を、愛情いっぱいに、とても丁寧に、優しい視点で描いている作品だなと、すごく感じました。伝記の本の中に入り込んだような、美しい絵の中に入り込んだような、不思議な感覚に。

途中、歌のシーンもあるのだけれど、歌唱が終わっても、誰も拍手を入れることができない…いや、拍手する、という概念を忘れさせられてしまった感じ。
まさに、客席全体が、舞台上に吸い込まれて、作品の中に入り込んでしまってる状態。

ベートーヴェンの苦悩と歓喜の心情は、彼の作り出した音楽に、すべて表れているんだなと感じました。抑圧された愛や、階級社会に縛られた生活、途中から聴力が失われてしまうという作曲家としては致命的な症状、思い通りにならないたくさんのことを、素晴らしい音楽に昇華させたベートーヴェンの音楽は、多くの人の心を打ち、その素晴らしさゆえに、それは250年後の私たちの心にもしっかり届いているんだと。

 

そんなことを考えていたら、現在の大変な状況の中にいる私たちも、この困難な事態をいかにうまく昇華させて明るい未来にしていくか、ということを問われているんじゃないのかな、という気がしたのでした。

 

一路真輝さんと、田代万里生さんが、本当にものすごく素晴らしかったです!
(8月の帝劇コンサートでお茶目なところをたくさん魅せてくれた、あのお二人が!…というギャップもすごくて…!)
とにかく本当に本当に素晴らしかったです!お二人の繊細なお芝居と、素晴らしい歌声に心奪われました。

 

帰宅してパンフレットを読んで、この作品を製作された方々の熱い想い、深い想いを知って、また感動を新たにしました。
ベートーヴェンに対する愛情がいっぱいに作られてる作品だな〜と感じたのは、こんなにも製作者の方々、キャストの方々の、深い愛情がこめられた作品だからなんだな、と思いました。

 

ぜひ、たくさんの方に観てほしいです!
こんなに深くて愛に溢れた素敵なラブストーリー、なかなかないと思います…!

 

※最後、新垣さんがハッピーバースデーの旋律を奏でられたのは、この日だけのスペシャルだったのかしら?

 

(敬称略)

■キャスト
一路真輝
田代万里生
神尾佑
前田亜季
安藤瞳
万里紗
春海四方
石田圭祐
久保酎吉
段田安則 (声)

■原案 小熊節子

■演出 栗山民也

■脚本 木内宏昌

■音楽・演奏 新垣隆

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「Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙」

2020年11月28日ー11月29日 @兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2020年12月2日        @富山県民会館ホール

2020年12月5日        @東海市芸術劇場 大ホール

2020年12月11日ー12月26日 @大手町よみうりホール

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「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティ生誕130周年 「オリエント急行殺人事件」

Bunkamuraシアターコクーン 

・2020年12月9日(水)ソワレ

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今年は、 アガサ・クリスティ生誕130周年、そして作家デビュー100周年の記念の年なのだそうで、日本では、この「オリエント急行殺人事件」の舞台の他、12月18日には映画「ナイル殺人事件」が公開になるそうです!まさに今年は、アガサ・クリスティイヤーなんですね!

 

さて、オリエント急行殺人事件。アガサ・クリスティの超有名な作品。
知ってるような、知らないような…と思いながら、最後の最後の種明かしの結末まで見てから、ああっ!このお話、知ってるわー!…となりました(笑)←遅い!

 

ネタバレ厳禁なので詳しくは言えませんが、ハラハラドキドキする展開で、みんな息をのんで観入ってしまうので、会場はシーーーーーン!

私は最近とても寝不足&疲労気味だったので、換気が行き届いて少し肌寒い感じの会場の静けさと、キャストのみなさんの流れるようなセリフが心地よくて、ついついウトウトしてしまうこともありました…(;'∀')

ですが、謎解きのお話なので、かなりわくわくドキドキしながら真剣に舞台を凝視し、最後の結末には深いものを感じ、とても考えさせられるな〜ってしみじみ。

 

豪華キャストの10人でのお芝居。

テレビで拝見したことのある方々がたくさんで、ひそかにミーハー心がウズウズしてしまいました(笑)個人的には、マルシアさんが本当に素晴らしくって、最高!って思いました!(マルシアさんはミュージカルの舞台でも数多くご活躍されてます♪)

 ミュージカル初心者の私ですが、ストレートプレイにも、少しずつ慣れてきました…!

 

12月8日に開幕したばかり!
千穐楽まで、まだまだ進化しそうだな〜と思いました☺︎

アガサ・クリスティの小説がお好きな方はもちろん、推理小説がお好きな方にもオススメな作品です!ぜひ、生の舞台で楽しんでいただきたいな〜と思います!

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オリエント急行殺人事件

 2020年12月8日ー12月27日 @Bunkamuraシアターコクーン

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宝塚歌劇団月組:「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」・ ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

 宝塚歌劇団月組

「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」

ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

東京宝塚劇場

・2020年12月5日(土)ソワレ

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月組の公演を拝見するのは初めてでした!

宝塚歌劇団は、主に5つの組(花・月・雪・星・宙)があって、その組ごとに公演が行われます。(他にスペシャリスト集団の「専科」という組もあります)

その5つの組の中で、私はなぜか月組だけは、これまで観る機会がなかったので、今回初めての観劇となりました。

 

まず一幕は「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」でしたが、こちらは和のショーでした。

宝塚歌劇の上演形式は、一幕と二幕、どちらも一つの作品(ミュージカル)を上演する「一本もの」と、一幕はお芝居(ミュージカル)、二幕はショー、というように一幕と二幕で別の演目を上演する場合とあります。今回は、後者の上演形式でした。

一幕がショー、という構成だったのも、私は初めての経験でしたし(それまで私が観たほとんどは、一幕がお芝居、二幕がショー、という構成になっていました)、宝塚の「和のショー」を観るのは初めてだったので少しドキドキでしたが、坂東玉三郎さまが初めて宝塚を監修された作品ということで、その世界観がとっても美しくて…✨

特に音楽の美しさが秀逸で。いわゆる和の曲ではなく、クラシックの名曲がたくさん使われていたために、それが日本舞踊の舞を見事に引き立てていて、和と洋の素晴らしいハーモニーの世界観を作り出していました。

出演者のみなさんも本当に綺麗で美しくて…!とっても素晴らしかったです!

 

そして二幕、ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜 ですが、こちらは和の一幕から一転して、フランスのムーラン・ルージュが舞台の、とても楽しいコメディミュージカル!

ストーリーもわかりやすくて、出演者のみなさんの演技やショーシーンが素晴らしく、本当にあのムーラン・ルージュ全盛期の時代のパリにいるような、そんな素敵な気分を味わえました!

コメディということもあって、アドリブもたくさん!会場は、マスクはしているけれど、みんな笑顔いっぱい、そして、あたたかい笑い声に包まれて、とても楽しい素敵なひとときでした。あ〜幸せ!!

 

宝塚は、本当に元気と笑顔をくれる、素敵な作品を魅せてくれる素晴らしい存在だな〜と、つくづく思いました。ぜひ、たくさんの人に観て欲しいなぁと!

 

ちなみに…今は、以前よりもチケットが買いやすい状況となっているので、宝塚観たことないけど、ちょっと観てみたいな!と思っている方がいらっしゃったら、チャンスです!

 チケットをどうやって買えばよいかわからない〜!という方、↓こちら↓で買えますよ~!ぜひ、クリックしてみてくださいね♪

https://www.takarazuka-ticket.com/index_general.html

 少しの勇気で…笑顔になること、間違いなしです😊

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宝塚歌劇団月組公演

「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」

ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

2020年9月25日ー11月1日  @宝塚大劇場

2020年11月20日ー2021年1月3日 @東京宝塚劇場

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「現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より」

現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より

@シアタートラム

・2020年12月4日(金)19時開演

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 世田谷パブリックシアター芸術監督である野村萬斎さんが、企画・監修を務める「現代能楽集」シリーズ。今回はそのシリーズ第10作目の公演だそうです。

古典の能楽からインスピレーションを受け、劇作家・演出家の瀬戸山美咲さん、劇作家の長田郁恵さんが、現代社会の底深くの人間真理を描き出した現代演劇作品。

今回の演目は、「道成寺」と「隅田川」。現代に生きる人々の幸福とは何なのか、私たちに問いかける作品となっています。

(詳細は公式HPへ)

 

私にとって、初めてのストレートプレイの観劇。

 

瀬奈じゅんさん、相葉裕樹さん、清水くるみさん、というミュージカルの舞台ではおなじみの方々が3人(総出演者数6人中)も、ご出演されているということと、ミュージカルではないお芝居というものが、どんな感じのものなんだろう?ということに興味があって、観に行くことにしました。

 

舞台は二部構成。第一部が「道成寺」、第二部が「隅田川」。

一部と二部の間には、たった10分間の休憩。

ミュージカルの30分ほどの休憩に慣れていたので、この休憩の短さと、キャストの方々の切り替えの早さにはとても驚きました。

 

たった6名の役者さんだけで繰り広げられるお芝居。

一部と二部は全然違うお話なので、全員がそれぞれ別の役を2役演じられます(3役、4役の方もいらっしゃいました)。

 

シアタートラムは、とても小さな劇場で、200席くらいでしょうか?

舞台と客席の距離がとても近くて、役者さんたちは、マイクなしの肉声でのお芝居でした。

なので、こちらの客席側も、役者さんたちから常に見られている緊張感!息遣いや感情の変化なども全部舞台上に届いてしまう状態なので、ものすごい緊張感とともに、じっと席に座って固唾を飲んで舞台を見つめていました…

 

感想は…

壮絶なお芝居に、心が揺さぶられまくりました。

心の奥をぎゅっと掴まれた感じがして、なんだかうまく言葉にできない感情になりました。

 

道成寺」は、どうして人間はお互いにうまく愛を伝え合うことができず、結果的に相手を傷つけてしまったりするんだろう?とか、どうして人は、自分のしたいことを我慢しちゃったり、自分の本当の気持ちから目を背けてしまい、どんどん幸せじゃない方向へ向かっていってしまうんだろう?とか、幸せって本当に人それぞれなのに、それを他人が否定しちゃったりすることって、一体どういうことなんだろう?…とか、いろんな感情が交錯してしまいました。

 

隅田川」は、特に女性に刺さる演目だと思いました。登場人物たちに、幼女の頃の自分、思春期の少女の頃の自分、大人になる少し前の自分、責任ある働く大人の女性としての自分、老いてからの自分(または老いた自分の母親の姿)など、たくさんの自分を重ねて見てしまうのです。

切なくて切なくて、涙が止まりませんでした。

舞台上の全員を抱きしめてあげたい!背中をさすってあげながら「大丈夫だよ…!あなたは愛されているよ…心配しないで!」と言ってあげたい、って思いました。

 

最近、特に今年になってからでしょうか、幸せについて考えることが、とても多くなっていました。

自分にとっての幸せってなんだろう?ということもそうですし、他の人、周りの人にとっての、それぞれの幸せって何なのかな?と考えることも、とても多かったです。

そんな昨今の状況の中、このお芝居を観ることができたのは本当に幸せなことだったと思います。

舞台上の役者さんたち、そして客席の私たち、全員が確実に、幸せとは何かをともに追求した、かけがえのない時間だったな、と思うのです。

 

キャストの方について…(敬称略)

瀬奈じゅん

迫真の演技が素晴らしすぎました。彼女自身の実体験に重ねて考えてしまうと、第二部の役は本当に演じるのがツラかったのではないかと、思わずにはいられなかったのですが、そんなことは全然感じさせない素晴らしいお芝居で、素直に感情移入してしまい、気づいたら夏帆の気持ちになって、涙が溢れていました。

相葉裕樹

第一部の屈折した大学生、素晴らしかったです。屈折した心情の表現が見事すぎて、思わず駆け寄って、抱きしめて頭を撫でてあげたい!って思ってしまいました。狂気の表現も本当に素晴らしかったです。

★清水くるみ

第一部も、第二部も、感情がとても大変な役で、その演じわけが本当に素晴らしかったです。似ているようで、全然違う人物を、見事に表現されていて、最高でした。どちらの役にも、感情を持っていかれました。体当たりの演技、素晴らしいです!

明星真由美

第一部の幸せコンサルタントが最高でした。うわ、こういう人いるよね!ってリアルに思いました。第二部のヘルパーさんの役も、人間の嫌なところが滲み出ていて素晴らしかった。どちらも、人間って誰もがこういうところ、あるよね!と気付かされる素晴らしい演技でした。

高橋和也

彼をどこかで見たような気がしていたのですが、そう、元「男闘呼組」のメンバーの高橋さんでした!すっかり渋い大人の男の役者さんになられていて…びっくりでしたが、特に第一部の男の役がほんっとうに嫌なやつすぎて、最高でした!こういう男、ほんと大っ嫌い!!!って思っちゃったほど、素晴らしい演技で、魅了されました。

鷲尾真知子

テレビで何度か拝見したことのある女優さんでしたが、本当に演技が素晴らしすぎて、腰を抜かしそうになりました。第一部も第二部もリアルすぎる人物像で、ものすごく説得力がありました。特に第二部のおばあちゃんは、ボケてるの?わざとなの?ということを自然に演じられていて、本当にリアルで素晴らしかった。最後のシーンで、彩佳ちゃんを包み込んであげるところは、おばあちゃんの愛と優しさに、心からの涙が溢れてしまい、止まりませんでした。

 

本当に素晴らしい舞台でした。

しばらくは、幸せについて考える日々になりそうです。

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現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より

 

2020年11月29日ー12月20日 @シアタートラム

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