劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

「おかしな二人」

おかしな二人

@シアタークリエ

・2020年10月21日(水)ソワレ

✳︎キャスト✳︎

大地真央
花總まり
シルビア・グラブ
宮地雅子
平田敦子
山崎静代
芋洗坂係長
渡辺大

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大地真央さまと、花總まりさま、という宝塚OGの代表格であるお二人が主演の台詞劇。
ミュージカルではないのだけれど、劇中の一部に少し歌も入り、カーテンコールでは「歌って踊って!」っていう華やかなショーがあったりする、私にとっては、初めてのタイプの舞台。

 

主演お二人のセリフの量の膨大さに、終始ただただ圧倒されまくりでした!
セリフ量が多いだけじゃなくて、テンポが小気味良くて、会話の展開スピードが速く、変顔や変声?での絶叫など、それはもう目まぐるしい変化で…(特に花總さまが…笑)

 

8月の帝劇コンサートで、圧倒的なオーラを纏い、眩いばかりの煌びやかさで、客席ばかりか共演者たちをも魅了しまくっていた、あの、神々しかったお二人が…!?

こんなにぶっ飛んでいて豪快な痛快コメディを…!

という驚きの気持ちを隠せないまま、多分私は口をぽかんと開いちゃって、でもどんどんその世界観に引き込まれて、ずっと頬は緩みっぱなしでずっとクスクス、時にはゲラゲラ、とっても楽しく観劇いたしました。

 

二人の会話が、ものすごくどんどん展開するので、
追いつくのに必死!なのですが、そのうちに、女友達のやりとりを間近で見ているような、なんだか不思議な感覚になりました。あの仲良し女友達の中の一人になったかのような感覚で。

仲良し女友達のみなさんも、それぞれみんなすごく素敵で、個性がキラリと光っていて、現実にもいそうな感じだよね、と思わせる素敵なキャラクターでした。

そしてなんと言っても、スペイン人兄弟デコボココンビのお二人!

もう、さいっこうでしたよーーー!!!私が大爆笑したのは、彼らが登場した二幕目からでした。もうね、ホントにコメディアン!ラテン男たちなんだけど、ノリが変だから、もう笑わずにはいられない!渡辺大輔さんなんて、普段はすごく真面目な方だから、そのギャップにもう、笑えて笑えて…!…大変でした(笑)

 

では、メインキャストの感想、いきますね!

 

⭐︎大地真央

真央さまの美しさに、私のオペラグラスは釘付けでした!あんなにも美しくスタイルの素晴らしい64歳って!!!

コメディを演じてらっしゃるので、笑いを取りに行く感じの役どころではあるものの、やはりその美しさは隠しきれず…(隠してはいなかったけれど)

そして真央さまのセリフの多さ、滑舌の素晴らしさ、テンポの早さに圧倒され…最後のお歌のショーは、さすがの神々しさで魅了!

いやはや、本当にすごい方だな、と思いました。

 

⭐︎花總まり

あの可愛らしい素敵な方が…え?こんなオモシロキャラでいいんですかー?でも、面白いけど可愛らしさも充分残しつつ、ですが、なにしろ変顔とか奇声とか激しすぎて…ほんとに「お花さま、大丈夫?路線違ってきちゃわない?」と、余計なお世話な気持ちになってしまうほどの、殻破り系キャラ!!

体を張って、笑いを取ってくださいました!本当に面白かったーーー。お花さまを見る目が少し変わったかも←ウソです笑

 

客層は、年齢層は高めかな、そして男性が多めに感じました。(いつも私が行く劇場が、ほとんど女性客だから、そう感じたのかも)
コメディ作品なので、常に笑いが起こるのだけど、男性(おぢさん)たちの笑い声が多めでしたね〜!とても楽しそうで、こちらも楽しくなっちゃいました☺︎

 

ストーリーは、夫婦・離婚・恋という男女関係が中心で、下ネタ的な表現もちらほらでしたが、決して下品ではなく痛快で。私は、そんなにキライではないお話(むしろ好き)だったので、とても楽しく観てました!

 

あー楽しかった!!
でも、好き嫌いがわかれる作品かもしれないな、って思いました。
(ある程度以上の年齢じゃないとキビシイかな〜)

 

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おかしな二人

2020年10月8日ー10月25日 @シアタークリエ

2020年11月5日ー11月8日 @梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

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