劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

ミュージカル「モーツァルト!」

ミュージカル「モーツァルト!」

@帝国劇場

・2021年4月21日(水)ソワレ おけぴ観劇会

・2021年4月24日(土)マチネ

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(☆キャスティングボード☆写真左:2021年4月21日夜、写真右:2021年4月24日昼)

*w-cast*

★4月21日夜:古川雄大涼風真世・深町ようこ

★4月24日昼:山崎育三郎・涼風真世・設楽乃愛

【ストーリー】

ザルツブルクの宮廷楽士であるレオポルト・モーツァルト市村正親)とその娘ナンネール(和音美桜)は、錚々たる名士たちが集まる貴族の館で、今、幼い息子がピアノを弾くのを目の当たりにしている。5歳にして作曲の才が花開いたその子ヴォルフガング・アマデウスモーツァルトは、"奇跡の子"と呼ばれていた。

歳月は流れて、ヴォルフガング(山崎育三郎/古川雄大 Wキャスト)は故郷ザルツブルクで音楽活動を続けている。傍にはいつも、奇跡の子と呼ばれた頃のままの“才能の化身・アマデ”が寄り添い、作曲にいそしんでいた。しかし、青年ヴォルフガングは、ザルツブルクの領主であるコロレド大司教山口祐一郎)に仕えて作曲をすることに嫌気がさしていた。「大司教に逆らうな」という父と意見が衝突。ついには自分を束縛する大司教に、怒りを爆発させてしまう。

ヴォルフガングは名声と自由な音楽活動を求めて、母親と共にザルツブルクを出るが、幼い時のように持て囃されることはなかった。逆に旅費を使い果した上に、旅先で母を亡くしてしまう。失意のうちに故郷に帰ってきたヴォルフガングは、幼少からヴォルフガングの音楽の才能を見抜いていたヴァルトシュテッテン男爵夫人(涼風真世香寿たつき Wキャスト)の援助を受けて、ウィーンで音楽活動をする決意をあらたにする。ヴォルフガングはウィーンに移り住み、知人のウェーバー一家の娘であるコンスタンツェ(木下晴香)との愛情を急速に深めていく。しかし、コロレド大司教の謀略によって、演奏の機会をことごとく絶たれてしまう。ヴォルフガングは再び大司教と対決。二人の関係はついに決裂する。

大司教との決裂後、ヴォルフガングはウィーンの社交界で話題を呼んでいた。コンスタンツェとも結婚、仕事も精力的にこなし、ヴォルフガングにとって故郷に残してきた父と姉の存在がどんどん薄くなるのだった。レオポルトは息子の成功を誇りに思う反面、その思い上がりを感じ取る。しかしヴォルフガングは父の苦言を聞き入れようとしない。二人はついに心を通い合わせることなく、レオポルトはウィーンを後にする。

オペラ『魔笛』を成功させ、音楽家としての頂点を極めるヴォルフガングの前に、謎の人物が現れ、『レクイエム』の作曲を依頼する…。

ミュージカル「モーツァルト!」公式HPより引用)

 

はじめての「モーツァルト!」

昨年の帝劇コンを観て、どうしても観たいと思っていたミュージカル!

本日(2021年6月7日)、梅田芸術劇場メインホールで大千穐楽を迎えられました!

東京公演、大阪公演の一部が中止になってしまうという悲運の中、とにかく最後まで駆け抜けることができたこと、本当におめでとうございました👏👏👏

この公演期間の途中での公演中止の決定は、ただの一観客である私にとってさえ、非常にツラく、悲しくて、やりきれない気持ちになる出来事だったため、このカンパニーが1公演でも多く公演できるよう、祈るような気持ちで過ごした公演期間でした。

私が観劇した4月24日のマチネ公演の最中に、28日からの帝国劇場公演の中止が決まり、終演後のカテコで、その事実を客席に伝える山崎育三郎さんの涙を見てしまった時にはもう、客席全体が号泣の嵐でした。あんな悲しい思い、キャストにもスタッフにも私達観客にも、二度とさせないでくれ!って強く思いました。今これを書きながらその時のことを思い出して泣きそうになってます(ToT)

なかなかこのブログが書けなかったのは、そんな複雑な想いが心を占めていたから。本日無事に大千穐楽の幕が降りたということで、やっと向き合うことができる心境になりました。

 

ミュージカル「モーツァルト!」は舞台のセットが、グランドピアノをモチーフにしていて、それがなんとも素敵で・・・!それによりファンタジー感もプラスされている感じがして、こういうのいいな〜って思いました。
あとは、舞台になんとあの「銀橋」があってですね!あ、「銀橋」というのは宝塚歌劇の舞台ではおなじみなのものなんですけれど・・・

宝塚歌劇団の専用劇場である宝塚大劇場東京宝塚劇場には、舞台面(客席)側に、オーケストラ・ピットを囲んでいる幅約120cmの弓状のエプロン・ステージがあり、
その部分のことを「銀橋」と言います。

「銀橋」という名称は、フランス語で「銀の橋」を意味する「pont d argent」(ポン・ダルジョン)から取られたもので、1931年「ローズ・パリ」で演出家・白井鐡造が使ったのが初めてだと言われています。
一般に、銀橋を一人で渡れるのはトップスターをはじめ僅かなタカラジェンヌのみなので、ソロを歌いながら橋を渡るというのは、宝塚において一流の証と言えるかもしれませんね。なお、全国ツアーなどで銀橋がない劇場で公演を行う場合には舞台の前方が代用されています。

メインキャストが銀橋にずらりと並ぶフィナーレのパレードは、宝塚歌劇団を象徴するシーンの1つとなっていますね。銀橋では、客席から最も近い場所でタカラジェンヌを観ることができますし、他の舞台公演にはない、独特の臨場感があるのではないでしょうか。

 (舞台・演劇用語/シアターリーグより引用)

舞台に「銀橋」があったおかげで、途中何度か「あれ?これって宝塚の舞台だったっけ?」って思ったりしちゃいました(^O^)!さすが 、小池修一郎ワールドだな〜って(^^)

 

ミュージカル「モーツァルト!」 の魅力は、やっぱり音楽だなぁ〜って思いました。「僕こそミュージック」の曲なんて、終演後しばらくずっと、無意識に口ずさんでしまいました〜☺どの曲も本当に素敵で心に響きます。音楽が最高に素晴らしいっていうのは、ミュージカルの醍醐味ですよね❤

 

古川雄大くん、舞台初めて拝見したのですが、なんかめちゃめちゃカッコよくないですかっ?!線が細い方だと勝手に思い込んでいたのですが、予想外になんだか骨太な感じで、ものすごく素敵でした❤️・・・いいわぁ〜❤️

 

山崎育三郎さん、さすが!本当に凄かった!!今年でヴォルフガング12年目の大ベテランということですが、使い古された感じはまったくなく、むしろ新鮮でそして円熟した技術力を魅せてくれて、素晴らしかったです!やんちゃな感じも、とても良かった❤

 

アマデ(モーツァルトの才能)役の深町ようこちゃん、設楽乃愛ちゃん、ふたりともすごく上手で感心してしまった!!ヴォルフガングとの息の合ったお芝居がさすが!声を出すことがない役なのに、視線の使い方や仕草などで、アマデちゃんの心が全部伝わってきました。素晴らしかった!最近の子役ちゃんってほんとスゴイのね〜!!!

 

そして、コンスタンツェの木下晴香 ちゃん‼️やっぱり晴香ちゃん、すごいと思った!←語彙力なし(汗)…今回は、特にお芝居が素敵すぎるな〜って感動しちゃいました☆なんというか、感情の表現が素晴らしいのです!勝手に、同じ佐賀県出身女優の朝夏まなとさまのお芝居に通じるものがあるなーって思ったのだけど…共感してくれる方、いないかしら〜?8月の「王家の紋章」での共演が楽しみで仕方ない❤

 

和音美桜さんの美しすぎる歌声に癒されたし、涼風真世さんの煌びやかなお姿と圧倒的なオーラに魅了され、レジェンド市村正親さんの素晴らしい演技と歌の迫力と存在感にまたまた圧倒され、山口祐一郎さまの帝王感にはもう、ひれ伏すしかなく…!なんとも贅沢なキャスト陣に、ずっと舞台から目が離せませんでした。

 

豪華絢爛の、これぞまさしく、ザ・ミュージカル!

帝国劇場でのミュージカル、やっぱりいいなぁ〜ってつくづく思いました❣️

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ミュージカル「モーツァルト!!

2021年4月8日ー5月6日

(うち、4月28日ー5月6日は公演中止) @帝国劇場

2021年5月14日ー5月17日   @札幌文化芸術劇場hitaru

2021年5月25日ー6月7日

(うち、5月25日ー5月31日、6月5日、6月6日は公演中止)

   @梅田芸術劇場メインホール

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