劇場通い、ときどき読書

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ミュージカル「マタ・ハリ」

ミュージカル「マタ・ハリ」

@東京建物 Brillia HALL

・2021年6月15日(火)ソワレ 

柚希礼音×加藤和樹×三浦涼介 初日

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 【ストーリー】

1917年、第一次世界大戦の暗雲たれこめるヨーロッパ。オリエンタルな魅力と力強く美しいダンスで、パリ市民の心をとらえて放さないダンサーがいた。名は、マタ・ハリ。彼女の人気はヨーロッパ中におよび、戦時下であっても国境を越えて活動する自由を、手にしていた。その稀有な存在に目をつけたフランス諜報局のラドゥー大佐は、彼女にフランスのスパイとなることを要求する。もし断れば、人生を賭けて隠してきた秘密を暴くことになる、そう、ほのめかしながら・・・・・・。自らの過去に戻ることを恐れ、怯えるマタ。同じ頃、彼女は、偶然の出来事から運命の恋人に出会う。戦闘パイロットのアルマンは、彼女の孤独な心を揺らし、二人は、ともに美しい夜明けのパリを眺め、人生を語りあう。一方ラドゥーの執拗な要求は続き、一度だけスパイをつとめる決心をしたマタ。彼女の世話を続けてきた衣裳係アンナの祈りの中、公演旅行でベルリンへ向かい、ドイツ将校ヴォン・ビッシング宅で、任務を無事成功する。しかし、謀略はすでにマタ・ハリの想像を超えて進み、アルマンへの愛に目覚めた彼女の運命を、大きく歪めようとしていた・・・。

ミュージカル「マタ・ハリ」公式HPより引用)

 2016年に韓国で世界初演、その後2018年に日本で初演され、連日満員のミュージカルとして評判に。

今回は、その待望の再演ということで、初日の公演を観劇してきました。

 

マタ・ハリは実在していた女性。
パリの大人気ダンサーで、スパイでもあった彼女の人生を史実をもとに脚色を加え、フランク・ワイルドホーンの壮大な楽曲にのせて作られたミュージカル。

 

全編を通じて、第一次世界大戦下の暗い情景が広がる舞台。

戦闘シーンもある混沌とした戦争の時代の中に、鮮やかに差し込む、ダンサー「マタ・ハリ」のダンスシーン。

一つの舞台上で、戦争の「陰」とマタ・ハリの「陽」が共存している光景は、オリエンタルな魅力溢れるスターダンサーとして活躍していたマタ・ハリの置かれていた状況をはっきりと表しているように感じました。

物語の根底にずっと「悲しみ」が横たわって流れている感じ。どうにも抗えない、そんな人間の無力感を思わせる。

 

このミュージカル、まずは本当に曲がすごくいい!

壮大だし、人間の情感がこもっているし。
ワイルドホーンさんの楽曲は、人の心情を繊細に大胆に表現するのが巧みだな〜と改めて思いました。

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マタ・ハリの柚希礼音さん
彼女の肉体美に目が釘付けでした!
あんなに綺麗なバランスの筋肉と女性らしい美しい曲線、素晴らしすぎて驚愕。
ダンスがもう耽美で官能的で切なくて…♥️
ちえちゃんのダンスだけで酔える。ダンスシーン、もっともっと観たかったな〜!
そうかと思うと、煌びやかな衣装を脱ぎ捨てて、危険を冒してまでも愛する人を探しに行くときの可愛らしさといったら!これがとてもピュアな姿だったので、成功した人気ダンサーとしての一面と、愛に生きる真っ直ぐな女性としての一面との大きなギャップを見せつけられた感じがしました。

 

ラドゥーの加藤和樹さん
いや〜もうこれが…カッコ良すぎて…!
ドSの和樹さん、初めて観たので衝撃でした。
めちゃめちゃイヤな奴なんです、本当に。マタの弱みに付け込んで、大佐の権限で彼女にスパイを任命したりするのですから。でも、ひとりの男としてマタを愛してしまい、その感情を押し殺している心の葛藤とか、彼女が愛に生きようとしているのを見て嫉妬に狂い、感情爆発させて彼女を破滅に追い込むところとか、サイッテーの男なんだけど、その演技がもう素晴らしすぎて!!

 

アルマンの三浦涼介さん
りょんくん、久しぶりに観たけれど、か細い印象だったのが、しっかり男っぽくなっててびっくりしました。
アルマンの風貌が、その昔の映画、スタンドバイミーのリバーフェニックスを思い出させる、少年と大人の男の間という感じでとても素敵!
任務を遂行しようとしながらも、マタとの深い愛に目覚めていく感じ、とても繊細でキュンキュンしました♥️

 

マタ・ハリとラドゥーとアルマンの3人が、それぞれの想いを抱えながら一緒に熱唱するシーン(曲名わからず…😅)が、最高に素晴らしかったです!

 

女性が主人公のお話は、感情移入しやすいので、深く心に入っていきやすいのですが、このミュージカルもまたしかり。
最後のマタの牢獄シーンでは、彼女の人生のあまりの切なさを想い、涙が溢れてきちゃいました😭

 

本当に素晴らしかったです👏👏👏
初日開幕、おめでとうございます!

これは、違うキャストでも観てみたいと思いました。

千穐楽までどうか無事に駆け抜けられますように🙏

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■キャスト

マタ・ハリ 柚希礼音・愛希れいか(Wキャスト)

ラドゥー 加藤和樹・田代万里生(Wキャスト)

アルマン 三浦涼介東啓介(Wキャスト)

アンナ 春風ひとみ
ヴォン・ビッシング 宮尾俊太郎
パンルヴェ 鍛治直人
ピエール 工藤広夢
キャサリン 飯野めぐみ

■スタッフ

脚本 IVAN MENCHELL

作曲 FRANK WILDHORN

歌詞 JACK MURPHY

オリジナル編曲・オーケストレーション JASON HOWLAND

訳詞・翻訳・演出 石丸さち子

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ミュージカル「マタ・ハリ

2021年6月15日ー6月27日 @東京建物 Brillia HALL

(6月26日17時公演・6月27日12時公演はライブ配信あり)

2021年7月10日ー7月11日 @刈谷市総合文化センター アイリス 大ホール

2021年7月16日ー7月20日  @梅田芸術劇場メインホール

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