劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」

@帝国劇場

2021年11月14日(日)〜11月28日(日)

※全国ツアーあり

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待ちに待ったミュージカル「マイ・フェア・レディ」の上演!

帝国劇場公演は、2週間という短い期間だったため、文字通り、あっっっという間に公演期間が終了してしまいました…!でも、大丈夫(^^)ちゃんと何度か、観劇することができましたよ〜♪(…なんと言っても推しの舞台ですもの♡頑張っちゃいますよ…♡)

それでは、さっそく行ってみましょー!!

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【イントロダクション】

ロンドンの下町の花売り娘が、言語学者のレッスンで、見違えるように麗しい貴婦人に変貌する――。オードリー・ヘップバーン主演の映画版でも広く親しまれている『マイ・フェア・レディ』。1963年、日本で初めて上演されたブロードウェイミュージカルとしても記録にのこる本作ですが、それから半世紀以上もの間、心躍る珠玉の名曲の数々とともに定期的に再演を重ね、日本ミュージカル史に燦然と輝いてきました。日本初演50年周年を迎えた2013年、翻訳・訳詞・演出を手掛けるG2の手により演出等がリニューアルされ、クラシカルな英国の香りと華やかさはそのままに、個性豊かな登場人物たちの生き生きとした情感がより際立つ作品としてリボーン(再誕生)し、日生劇場他で上演され大好評をもって迎えられました。2018年には朝夏まなと&神田沙也加を主演に迎え、寺脇康文別所哲也を相手役に東急シアターオーブ他で上演され、時代を超えて愛される不朽の名作として、その人気を証明してみせました。そしてこの度、2009年以来、12年ぶりに《ミュージカルの殿堂》帝国劇場にて上演されることが決定いたしました。相島一之今井清隆春風ひとみ、伊東弘美、前田美波里など、2018年公演の続投キャストに加え、フレディ役で前山剛久&寺西拓人が初参加、作品世界にフレッシュな彩を添えます。どうぞ、ご期待くださいませ。

【ストーリー】

コベント・ガーデンのロイヤル・オペラ・ハウス。終演後、劇場から流れ出てきた紳士淑女は、われ先にとタクシーを呼び止めようとしている。そんな人々にスミレの花を売り歩いているのはイライザ・ドゥーリトル(朝夏まなと/神田沙也加)。煤と埃にまみれお世辞にも魅力的とはいえない。タクシーを拾うのに気をとられていたフレディ(前山剛久/寺西拓人)はイライザにぶつかり、売り物の花が散らばってしまう。思わずフレディと母のアインスフォードヒル夫人(伊東弘美)を怒鳴るイライザ。その言葉はロンドンの下町言葉・コックニー訛りがひどく、とても聞けたものではない。そこへ通りかかったヒュー・ピッカリング大佐(相島一之)はイライザに花を売りつけられるが、その一部始終を物陰で手帳に書きとっている男がいた。男の正体は言語学者のヘンリー・ヒギンズ教授(寺脇康文別所哲也)。あまりにイライザの話し言葉がひどいので、研究用に書き取っていたのだ。自分なら6か月以内に宮殿の舞踏会で踊る貴婦人に仕立てさせてみせる、と豪語するヒギンズの言葉に、イライザは興味深いまなざしを向ける。やがて意気投合したヒギンズとピッカリングは去っていった。

ヒギンズから思わぬ多額の稼ぎを手に入れ、上流社会の生活を夢見るイライザ。そんな彼女の前に清掃作業員の父アルフレッド・ドゥーリトル(今井清隆)が現れる。いつも娘から金をせしめようとする酔っ払いの父親にうんざりのイライザだが、そこは父娘の情。娘から銀貨1枚を受け取って、ドゥーリトルは大手を振ってパブへ入っていった。

翌日。ウィンポール・ストリートにあるヒギンズ家の書斎。ヒギンズはピッカリングを相手に研究成果を聞かせているところ。そこに家政婦のピアス夫人(春風ひとみ)が来客を告げる。やって来たのは精一杯の盛装をしたイライザ。レッスン料を払うからちゃんとした花屋の店員になるために話し方を教えてほしいというのだ。そこでヒギンズは、ほんの思いつきだった、《下町娘を貴婦人に仕立てあげる》を実行に移すことにする。ヒギンズの大言壮語につられたピッカリングはそれまでにかかる費用を全部賭けようともちかける。

こうしてイライザの奮闘が始まった。来る日も来る日も発音の練習を続け、そしてある日、とうとう正しい発音をマスターしたイライザ。勝利の喜びに浸るヒギンズは、早速、母親(前田美波里)がボックスを持っている、紳士淑女の社交場・アスコット競馬へイライザを連れて行くことにするのだが…。

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」公式HPより引用)

主人公のイライザ・ヒギンズ教授・フレディがWキャストで、組み合わせは固定。

Aチーム(朝夏まなと別所哲也・寺西拓人)と、Kチーム(神田沙也加・寺脇康文前山剛久*1)です。

私は、朝夏まなと様を全力応援しておりますので、Aチームのみの観劇です。(Kチームのみなさまごめんなさいm(_ _)m)

 

帝国劇場いっぱいに、幅広い年齢層のお客様!!←それだけで、開演前から感無量でジーンとしてしまいました…(こうなると、完全に立ち位置が謎すぎます^^;)
男性客もいつもより多めで嬉しいなぁ〜って。

そして、ちっちゃな子たちがたくさん来ていて、楽しそうにケラケラ笑う声にめちゃくちゃ癒されましたぁーーーーー♡♡♡

※この公演は、文化庁「子供文化芸術活動支援事業」の対象公演になっており、合計3,730名の子どもたち(6歳以上18歳以下)が無料でご招待!という素晴らしい取り組みが行われた公演でした。小学生から高校生までの子どもたちが、気軽に上質なミュージカルに触れられる、なんて素晴らしい機会!期間中、本当にたくさんの子どもたちの姿を劇場内で目にしました。きっと生まれて初めて劇場に来る子もいたでしょうし、中高生の女の子たちは制服姿でお友達同士で連れ立って来たりしていて、本当にみんな楽しそうでした(^^)とっても素敵な取り組みだったなぁ〜と、嬉しく思いました。

イントロダクションにもありますが、ミュージカル「マイ・フェア・レディ」は、日本で最初に上演された、伝統あるミュージカルです。今回は3年ぶりの上演で、12年ぶりの帝国劇場での公演となりました。キャストは、イライザ(朝夏まなと/神田沙也加)とヒギンズ(別所哲也寺脇康文)は3年前からの続投で、イライザヒギンズの組み合わせは3年前(朝夏・寺脇ペア/神田・別所ペア)とは逆の組み合わせになった、という感じ。フレディのキャストが今回から変わり、さらにダブルキャスト(寺西拓人/前山剛久)になったという以外は、メインキャストは全員、前回からの続投です!

3年前のこの公演で、われらが朝夏まなと様は、宝塚歌劇団をご卒業後、初めて女優としてデビューを飾ったのでした…✨(私も3年前の公演は、1回だけ観劇しました)

というわけなので、どうしても3年前の記憶と比べながら観てしまいがちなのですが…
いやはや、もう3年前と比べたら、その進化・深化の度合いがものすごくって驚愕!!

一番すごいと思ったのは、朝夏イライザのお歌の迫力‼️‼️
帝国劇場の劇場空間全体にうわっと響かせるパワフルな高音で、素敵な歌声の圧がものすごくて…!!!身体の細胞全体に響き渡りました✨こんな感覚になったのは初めてだったので本当にびっくりしました。彼女の女優さんとしての3年間の努力を思うと、泣けてきちゃいました😭

最初登場した時の花売り娘のイレェザ(イライザ)ちゃんの時の、べらんめえ口調がものすごぉーく激しくて、なんだか圧倒されました😆(…勢いがすごくて、巻き舌になってたような…(゜o゜;)でも、それがとーーーっても素敵でした♡それによって、のちのレディになっていく変化の過程のコントラストが、くっきりはっきり強くなっているようで、とても良いな〜って思いました☺️

今回のペアの組み合わせ、別所ヒギンズと朝夏イライザの相性がとても良いと感じました。息を飲んで見つめてしまうストレートプレイのような長いシーンでは、コミカルさを大切にしているお二人のセリフの掛け合いが絶妙で素晴らしかった👏👏そこに相島ピッカリングも加わると、もう最強!!
そして、これからもっと、どんどん深まる予感がします…♡(実際に、帝劇千穐楽の深まり具合は素晴らしかったです!)

そしてなんと言っても、朝夏イライザの美しさといったら…!一瞬、オードリーヘップバーンの生まれ変わり?って思って、ドキッとした時があったのですよ…✨まるで、映画から飛び出してきたような…✨思わず口あけて見ちゃってました。このときばかりは、マスクの時代でよかった…と思っちゃいました💦

別所哲也さんのヒギンズ教授は、とても紳士で、音声学を教える時は鬼教官なのに、恋には疎くって、まるでこじらせちゃった中学生男子のような有様で…!どこか可愛らしくて憎めない、とてもチャーミングなヒギンズでした。別所さんは歌も声量があってうまいし、お芝居も上手だし、笑いのセンスもあるし、すごく素敵でした!個人的には、私は毎朝J-WAVEの別所さんのラジオ番組を聴いているので、もはや他人とは思えない感覚(身内感!笑)でいるので、今回ミュージカル俳優としての別所さんを拝見できて、とても嬉しかったです♪

フレディの寺西拓人さんは、なんて爽やかで歌がうまくて、人懐っこい笑顔でかわいいんだろう!!って思って、ずっと目が釘付けになってしまう、とても魅力のある俳優さんですね〜♡ジャニーズの方だとは知らなかったけれど、これからもどんどんミュージカルで大活躍していきそうだな〜と思いました♪

ピッカリング大佐の相島一之さんは、もう最高!お芝居が素敵すぎます!間やセリフの言い方がとにかく面白くて、思わず笑っちゃうんですよね。最高ですっ!

イライザパパの今井清隆さん、きーよさんの素晴らしさは、よーく存じ上げているのだけれど、今回それが更に上書きされました!きーよさんってこんなに激しく踊れちゃう方だったのねぇ!!!びっくりしました笑。酔っ払いの演技も可愛くて最高だし、ヒギンズ邸でヒギンズと言い合い合戦?になるところは、いつもお腹抱えて笑いそうになってしまいます。「運がよけりゃ」「教会へは遅れずに」のナンバーは、きーよさんの美声も堪能できるし、ダンスもめちゃくちゃかわいいし、客席もみんなで手拍子してノリノリになるので、大好きです♪

ピアス夫人の春風ひとみさんは、もう本当に安心感のかたまり!舞台上にいらっしゃらないと、ヒギンズと同じように不安な気持ちになって「ピアスさん、どこ行った〜?」って探しちゃう。私はひとみねーさんのお芝居が本当に大好きなので、それをいつもじっくり堪能しちゃってます♪

伊東弘美さんは、アインスフォードヒル夫人(フレディのママ)とトランシルバニア女王の2役を演られていますが、いつも安定のお芝居で、本当にすごいなーって思っています。ヒギンズ、ピッカリング、イライザがすぐ近くで面白すぎるお芝居をしているのに、まったく動じることがなくていらっしゃって、凄い!って感心しちゃいます。「だから何をやってしまわれたのぉ〜?」というセリフが大好きです笑。

ヒギンズママの前田美波里さんは、もう本当に素敵!!アスコット競馬場で初登場するシーンでの、ピッカリング大佐とのやり取りが、本当に面白くて毎回わかっていても笑っちゃう。美波里さんは、その時によって絶妙にお芝居が変わるので、それがものすごくわくわくしちゃうんですよね〜!チャーミングで素敵な美波里ママが大好きです♡

アンサンブルのみなさんも、本当に素晴らしいんですよね〜!一幕冒頭の、お客さんをマイ・フェア・レディの世界に導いてくれる役割のバレリーナ、リトルイライザちゃんの木村桃子さんをはじめとして、みなさんどの場面でもそれぞれ大活躍なので、本当に目が足りないんです!

私が特に好きなのは、アスコット競馬場でズラリと横一列に並んで競馬のレースを見守るシーン。全員でぴったりと息のあったタイミングのお芝居と、深みのある美しいハーモニーを奏でるお歌が本当に素晴らしくって、ぞくぞくしちゃうんですよねぇ。

男声四重奏のお歌のシーンも大好きでっ!!!このカンパニーはみんな歌が本当に素晴らしいし、そしてダンスも素晴らしいんですよね!非の打ち所がなくて、チームワークがすごく良くって!…その証拠に、少しイレギュラーな事態になった回があったのですが、その時の対応が、客席で観ていてもなんの違和感を感じることなくスムーズで、多分初めて観た方は全然気づかないだろうと思うほど、本当にそれはそれは見事だったのです!素晴らしかった!

マイ・フェア・レディカンパニーは、本当に最高ですね〜♪

あっ!そうそう、大事なお知らせが…!

ミュージカル「マイ・フェア・レディ」カンパニーが、

12月8日(水)18:30〜の『FNS歌謡祭』

出演されますーーーー👏👏👏👏👏

帝国劇場からの中継で、FNS歌謡祭だけで特別に披露されるスペシャルメドレーがあるそうなんですよ〜♡しかも、FNS歌謡祭としては異例の長尺なんだとか?!

ぜひぜひ、ご覧くださいね〜!(もう、これを書いてる当日になってしまいました…)

 

ということで、いろいろ書いてきましたが…

とにかく!!!
たくさん笑って、きゅんとして。最後は、最高に幸せな気持ちになるミュージカル!

たくさんの方に観てほしいミュージカルです❤

先日、帝国劇場公演が無事に完走し、12月4日の川越公演から全国ツアーがスタートいたしました。これから、岩手、札幌、山形、清水、名古屋、大阪、博多…と、各地の劇場を巡回されるので、お近くの方はぜひ、劇場に足をお運びいただけたらな〜と思っております♪(下部にチケット情報記載しました!)


最後まで、全国ツアーの大千穐楽まで、無事に駆け抜けられますように✨

 

(敬称略)
★キャスト★
朝夏まなと
神田沙也加
別所哲也
寺脇康文
相島一之
今井清隆
寺西拓人
前山剛久
春風ひとみ
伊東弘美
前田美波里

辰巳智秋
吉田要士
鎌田誠樹
伊藤俊彦

大音智海
川島大典
酒井良太
管谷孝介
田中秀哉
東山竜彦
森雄基
赤坂麻里
大月さゆ
小川夕姫
木村晶子
木村桃子
鈴木結加里
舩山智香子
堤梨菜
町屋美咲
森田万貴

★演出★
G2

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ミュージカル「マイ・フェア・レディ」

2021年11月14日ー11月28日   @帝国劇場

2021年12月4日     @ウェスタ川越大ホール

2021年12月10日ー12月11日

 @盛岡市民文化ホール

 チケット情報 当日券販売のお知らせ

2021年12月17日ー12月20日

 @札幌文化芸術劇場hitaru

 チケット情報 チケットぴあ   道新プレイガイド

2021年12月25日ー12月26日

 @やまぎん県民ホール

 チケット情報 チケットぴあ    やまぎん県民ホールチケット

2022年1月1日ー1月3日

 @静岡市清水文化会館マリナート

 チケット情報 チケットぴあ    キョードー東海

2022年1月6日ー1月7日

 @愛知県芸術劇場大ホール

 チケット情報 チケットぴあ    キョードー東海

2022年1月12日ー1月14日

 @梅田芸術劇場メインホール

 チケット情報 チケットぴあ    梅田芸術劇場オンラインチケット

2022年1月19日ー1月28日

 @博多座

 チケット情報 チケットぴあ    博多座オンラインチケット

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*1:博多座公演は寺西拓人