・2021年10月13日(水)ソワレ
【ストーリー】
共和政末期のローマ、紀元前44年3月15日のジュリアス・シーザー暗殺とその後をめぐる物語。宿敵を破ったシーザーが民衆の歓呼を浴びながら堂々とローマへ凱旋するところから芝居は始まる。
護民官や貴族のなかには、今や対抗勢力のなくなったシーザーに危険な野心を感じるものがいた。キャシアスも、その権力が益々強大になり共和政の伝統を破壊することを危ぶんでいた。そして、市民から厚い信望を得ていたブルータスを仲間に引き入れ、シーザーの暗殺を決行する。
英雄の死に一度は混乱した市民たちも、直後に行われたブルータスの演説に納得するが、シーザーの腹心だったアントニーが弔辞を述べると、今度は逆に反ブルータスへと翻ってしまい……。(「ジュリアス・シーザー」公式HPより引用)
シェイクスピアのローマ劇を、女性キャストだけで上演。
演出:森新太郎×吉田羊、松井玲奈、松本紀保、シルビア・グラブほか出演決定!
…という前知識のみで観劇に臨みました。私は、シェイクスピア、お恥ずかしながらほとんど知らないという有様なので、ストーリーについていくのに必死でしたが、意外にわかりやすかったです!(あとでパンフレットを読んで復習しました☺)
キャストは全員女性!女性が男性を演じます。
でも、宝塚の舞台のように男性の格好をするわけではなく、シンプルなワンピース姿。赤を基調とする単色カラーのシンプルなワンピースを着ているのがメインキャストの方々。メイクも普通の女性のシンプルなメイク。薄化粧というわけでもなく、派手な舞台化粧というわけでもなく、その中間くらいの、ごく普通のお化粧。
そう、見た目は完全に全員、普通の女性なのです。
そんな普通の女性の姿の女優さんですが、男性役のキャストの声のトーンは低め。そしてセリフが男性のそれ。
最初こそ、少し違和感がありました。「普通の女性が男性のフリをしている…」と。
それなのに、不思議なことに観ているうちに惹き込まれ、耳からの音と、役者の動きと、その表情から、リアルに男性たちが演じているように思えてくるのです…!
見た目はみんな、完全に女性なのに…!
…この体験は、とっても不思議な感覚でした✨
シンプルな舞台セットの中、キャストのみなさんがものすごい熱演で、途中休憩なしの2時間ちょっとの長丁場!台詞芝居なので、舞台上の方はずっと喋りっぱなし、演技しっぱなし。その演技と迫力に、ずっとずっと目が離せなくて、舞台に釘付けでした!
みなさん本当にカッコよくて!!!!!
いや、正直、ちょっと怖いなって思ってしまったところもあったくらい、その迫力がもの凄くって!!!!!
圧倒されました。すごかった。
幸運にも、かなりの前方席だったので、舞台上の女優さんに、すごい目で睨まれたりして(多分気のせい💦)ずっと手に汗握ってました…息もできないくらい…!
気迫が本当にすごかったです…コワカッタ〜(←心の声)
観劇後は、勇気みたいなものが心の底から湧いてきた感じがしました✨
パワーもらった!!!!!
私も頑張ろう!って思いました\(^o^)/
女性のパワー最高っ!!!
笑顔を封印した女優さんたちの熱演に、心からの拍手を👏👏👏
ぜひ、たくさんの人に観てほしいって思いました。心の奥に、熱いものが残ります🌟
大千穐楽まで、全公演無事に駆け抜けられますように🙏
作:ウィリアムシェイクスピア
訳:福田恆存
演出:森新太郎
出演:
久保田磨希 智順 中別府葵 小山萌子 安澤千草 水野あや 鈴木崇乃 西岡未央 清瀬ひかり 岡崎さつき 原口侑季 高丸えみり 藤野涼子 三田和代
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2021年10月10日ー10月31日 @PARCO劇場
2021年11月3日 @森ノ宮ピロティホール
2021年11月7日 @やまぎん県民ホール 大ホール
2021年11月14日 @いわき芸術文化交流館アリオス 大ホール
2021年11月17日 @仙台銀行ホール イズミティ21大ホール
2021年11月27日・28日 @東海市芸術劇場大ホール
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