劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

ミュージカル「プロデューサーズ」

ミュージカル「プロデューサーズ」

東急シアターオーブ

・2020年12月1日(火)ソワレ(e+貸切公演)

✳︎Wキャスト✳︎

レオ:大野拓朗

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下ネタ満載な、ドタバタコメディミュージカル!

好き嫌いが分かれるかもしれないと思いましたが、純粋に私はとっても楽しかったです!

 

舞台はブロードウェイ。落ちぶれたブロードウェイのプロデューサーのマックスと、気弱な会計士レオが、タッグを組んで一攫千金を狙うという物語!

(ストーリーの詳細は公式HPへ)

 

ブロードウェイが舞台ということで、現在のブロードウェイの状況(劇場が閉鎖されてしまっている状況)を考えてしまったのは私だけではなかったのではないかと思います。

だからこそ、ここ日本で、舞台の灯火を絶やさずに希望の光にしていこう!というスタッフ・キャストの方々の熱い思いが、この舞台に溢れていたのをとても感じました✨

 

このミュージカルは、とにかく面白くて、ずっと笑いっぱなしで、ステージの華やかさにも圧倒されっぱなしの舞台でした!

途中、セリフなのかアドリブなのか、全然わからなかったけれど、キャストさんたちが本気で笑っちゃってるシーンがあって(笑)、観ているこちらもつられて笑っちゃったりして、ホントに楽しかった〜!

そして、あれ?グリブラ*かな?(*「グリーン&ブラックス」というWOWOWの番組)って感じさせるところもあったけれど、福田雄一さん(演出)✖️井上芳雄さんコンビだから、仕方ないかな〜笑

 

以下、メインキャストの感想いきます(敬称略)

井上芳雄:マックス

さすがすぎます井上芳雄サマ!

よく舌が回るなぁ〜と感心するセリフの速さとか、びっくりするほどナチュラルな、セリフから歌唱への流れとか、もうほんと天才だなぁ〜!と思いました。

そして、座長としての力量が素晴らしい!と感じました。舞台上の全員のことをちゃんと全部みていて、ちゃんと対応している。そしてフォローもしている。すごいなぁ〜と思いました!言わずもがなだけど、歌も上手すぎるし、本当にもう、スーパーマンだよね!!

大野拓朗:レオ

大野くんのこと、朝ドラ(とと姉ちゃん)の時から好きで、なので今回は大野くんを観たくて、大野くん回のチケットを取りました。

大野レオ、とっても可愛かった〜!歌は上手いし、カッコいいんだけど、役柄が可愛くって…!井上マックスに突っ込まれる感じとか、テンポがよくって最高でした!これからもいろんな役柄をミュージカルで観ていきたいなぁ〜って思いました。

★木下晴香:ウーラ

晴香ちゃん最高でした!!!素晴らしすぎました!笑いを取る役どころではあるけれど、ものすごい才能とキュートさを兼ね備えた素晴らしいミュージカル女優さんっ!可愛すぎて綺麗すぎて、もうその魅力に釘づけでした〜❤︎

★吉野圭吾:ロジャー・デ・ブリ

すってきでしたぁーーー!!!もう、迫力が最高!素晴らしすぎて圧倒されました!普通の役も観てみたいですっ!(←今回あまりにも普通の役じゃなかったから…笑)

木村達成カルメン・ギア

えっ?誰?この美女!?…って割と本気で思ってしまったカルメンちゃん!綺麗すぎてキュートで素敵ーーーー❤︎吉野ロジャーとの関係性が素敵で、ほっこりしました〜😊

春風ひとみ:ホールドミー・タッチミー

ひとみ姉さんは、もう本当に存在感が最高でっ!!!!キュートなおばあちゃん役が板に付きすぎていて、最高でした!大好き!!!

佐藤二朗:フランツ・リープキン

独特すぎる空気感を醸し出しまくっていて、ある意味すごい空間支配力!キャストのみなさん、素で笑っちゃっていたような感じでした笑

 

なんにも考えずにただただ笑えるミュージカルって、本当に楽しい!

 

音楽もダンスも素晴らしくって、ブロードウェイの舞台が再現されている感じだったのも、この状況を考えると、胸がキュンとしました。

 

・・・1日も早く、ミュージカルが、舞台が、なんの不安もなく心から楽しめる日が来ますように!・・・

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ミュージカル「プロデューサーズ

2020年11月9日ー12月6日 @東急シアターオーブ

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*本日、千穐楽!本当におめでとうございますっ😊

 

LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」

LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」*ツアーファイナル*

Bunkamuraオーチャードホール

・2020年11月29日(日)16時開演 

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LE VELVETSのコンサート、昨年ぶりにまた観ることができました!

LE VELVETSは、全員音楽大学の声楽科を卒業した、テノールバリトンで構成される、身長180cm以上の男性4人組ヴォーカルグループです。

それを聞くだけで、もうなんだか「きゃーっ!」っていう感じですよね💜

そうなんです、実にカッコ良いんです!歌声も甘く柔らかく上質なヴェルヴェットの生地のよう…っていう、まさにグループ名の通り!

 

2020年10月に発売された彼らのニューアルバム「PRAY LIST」を引っ提げてのコンサートツアーが開催されました。

www.amazon.co.jp

Bunkamuraオーチャードホールでの公演が、このツアーの最終地でした。

 

会場は満席でした。

変則的な席飛ばしの配列でしたが、その中での満席。3階席の一番後ろの席までぎっしり!

私はその3階席の最後列のど真ん中の席という、ある意味めちゃくちゃおいしい席(ポジティブっ!)だったので、素晴らしい歌声に包まれてる感が、もう本当に最高でしたーーー!(決して負け惜しみではなく笑)

 

もう、本当に素晴らしかった…!

1年ぶりのオーチャードホールでの彼らは、確実に、着実に進化をしていました。

歌うことを心の底から楽しんでいることが、ビンビン伝わってきました!

歌声のシャワーを全身で浴びて浄化され、時々入るMCのトークでほっこり(トークがね、とっても可愛いんです。メンバー同士のやりとりが可愛いの)する、本当に大満足のコンサートでした。

 

最後のメンバーのご挨拶では、この状況の中、千穐楽まで無事に来れたこと、本当にホッとされていることが痛いほどわかり…😭

メンバーの感動的なご挨拶に感動し、会場全体みんな泣いちゃいました…😭

そしてアンコールラストのハレルヤで、明日からの活力とエールをいただきました!

本当に本当に聴きに行けてよかった…泣

これから先、何かツライことがあったとしても、このコンサートのことを思い出せばきっと、乗り越えていける気がします…!

 

そんな、素晴らしかったこのコンサートの模様は、全編収録されていました!

12月26日(土)午後5時から、CSテレ朝チャンネル1で、放送されるそうです\( ˆoˆ )/

www.tv-asahi.co.jp

ぜひぜひ多くの方に観ていただきたいです!!

 

これからもLE VELVETSのご活躍を、楽しみにしています♪

素晴らしいコンサートを、本当にありがとうございました! 

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LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」

2020年10月16日 @かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

2020年10月31日 @文化パルク城陽

2020年11月01日 @メルパルクホール大阪

2020年11月14日 @トークネットホール仙台(仙台市民会館)

2020年11月23日 @ももちパレス

2020年11月25日 @名古屋市芸術創造センター

2020年11月29日 @Bunkamuraオーチャードホール

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ミュージカル「NINE」

ミュージカル「NINE」

@TBS赤坂ACTシアター

・2020年11月27日(金)ソワレ

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城田優さんの舞台を観てみたかったのと、咲妃みゆさん、屋比久知奈さん、エリアンナさん、春野寿美礼さん、前田美波里さんなどなど、私にとっては親しみのある、たくさんの女優さんたちの活躍がとても楽しみで、チケットを取りました。

 

 感想を一言で言うならば、そのステージ全体がまるっと芸術作品でした。

ステージだけでなく、客席も、そしてお客さんも巻き込んでの芸術作品。(実際に、客席へライトのビーム?が当てられたり、お客さんへの個別の語り掛けがあったりしました!)

立体的な映画を観ているような、作品たちが勝手に動いている、不思議な美術館!の中に迷い込んだような。

 

今まで体験したことのないような(といっても、ミュージカル歴はまだまだ短い…)世界観で、その独特な表現方法に慣れるまでに、少し時間がかかりました。

いや、最後まで慣れなかったといった方が正しいかもしれません。

 

映画監督のグイドの物語。(ストーリーはこちらの公式HPから!)

40代(現在)のグイドと、9歳の少年時代のグイド。グイドの頭の中には常にこの2人のグイドが存在していて、そんなグイドを取り巻く8人の女性たちと織り成す愛の物語。

 

キャストの方々の熱演や歌唱は本当に素晴らしく、多言語を用いた表現方法には圧倒され、音楽も本当に素晴らしかった!

特にグイド役の城田優さんの熱演には、観ているこちらの心が痛くなるほど、切ない気持ちが強く伝わりました。メンタル病んじゃってるんじゃないかと心配になるほどでした。

 

グイド(男性)は、弱いんですよね。精神的にとても脆い。

対して、グイドを取り巻く女性たち8人は、全員強い。彼女たちは、なんだかんだ、結局は自分の足でしっかり立って歩いていける人たちなんです。

グイド vs 女性たち、その対比のコントラストが鮮やかだったなぁ~。

ステージの使い方も斬新で、グイドの混沌とした頭の中をうまく表現しているなぁと思いました。

なので、観ていると、グイドの精神状態に引き寄せられてしまう感じがして、ちょっと怖い感じもしました。引っ張られる、っていう感じ。

 

全体的に本当にとても素晴らしい作品だったのですが、なにしろ表現方法に慣れるのに時間がかかってしまう感じだったので、たった一度観ただけでは、頭の中がぐちゃぐちゃに混乱してしまい、圧倒されて終わる…という感じだったのは否定できませんでした。

そして、ストーリーも、私が主人公に共感できなかった(自分勝手に女性を振り回す、精神的に破綻しかかっている男性ってことで)ので、観終わって少しモヤっとしてしまったことも否定できません。

 

ああ、芸術ってむずかしい…!

 

少し時間をおいてから、じっくりパンフレットを読み込んで、落ち着いてゆっくりといろいろ考えを整理して、たどり着いた思いとしては、「もう一度観てみたい!!」という気持ちでした。もう観るチャンスがないのが残念です…泣

…と思っていたら、なんと大阪公演の大千穐楽の回の配信があるそうです!もしかしたら観られるかも♪

 

それにしてもキャストのみなさんの熱演が素晴らしくて凄まじくて、圧倒されました!

以下、メインキャストの方々についての感想を…

 (敬称略)

城田優:映画監督

本当に最高のグイド!どこから見ても、グイドそのものでした。グイドを生き抜いていらっしゃいました。素晴らしかったです!

★咲妃みゆ:妻

底力のある歌声に度肝を抜かれました。演技も大熱演で素晴らしくてとても素敵でした。

★すみれ:女優

歌がめちゃくちゃ上手でびっくりでした。特に外国語のお歌がもう最高でした。

★土井ケイト:愛人

すごくチャーミングな女性の役をとても素敵に演じていらっしゃいました。好感度ナンバーワンでした。

★屋比久知奈:娼婦

今年の2月まで観ていた天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~での可愛い可愛いメアリーロバートちゃんのかけらもなかった…!でもすんごくカッコよかった。

★エリアンナ:評論家

バリバリ、サバサバしたキャリアウーマンっていう感じが、とても彼女のキャラクターに合っているんじゃないかなぁと思う役柄でした。素敵でした。

★原田薫:スパのマリア

ぶっとんだ世界の中で、すごくホッとできる存在で、癒しでした。安心感が素晴らしかった。

春野寿美礼:母

初めて舞台で拝見しましたが、歌声がもう素晴らしすぎました!天の女神の美声っていう感じで究極に癒されました。

前田美波里:映画プロデューサー

美波里さん、本当に素晴らしすぎました!おみ足が美しすぎて目が釘づけでした!出番も多く大活躍ですごかった。年齢を言い訳にしてはいけないって強く強く思いました。

 

このミュージカル「NINE」を観て、ミュージカルには、いろんなミュージカルがあるんだなぁ~と痛感しました。

まだまだこれから、もっといろいろ観ていきたいな~と思いました♪

 

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ミュージカル「NINE」

https://www.umegei.com/nine2020/

2020年11月12日ー11月29日 @TBS赤坂ACTシアター

2020年12月5日ー12月13日 @梅田芸術劇場メインホール

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ミュージカル「RENT」

ミュージカル「RENT」

@シアタークリエ

・2020年11月13日(金)ソワレ

✳︎Wキャスト✳︎

マーク  :花村想太

ロジャー :甲斐翔真

ミミ    : 遥海

コリンズ  : 光永泰一朗

エンジェル : RIOSKE

モーリーン : 鈴木瑛美子

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1991年のニューヨークが舞台。

 1991年というと、私がちょうどこの登場人物たちと同じくらいの年齢だった頃、つまりリアルタイムで同じ時代を生きていた、ってことになる。

そうか、あの頃はこんな時代だったか…と、RENTを観て、ちょっと衝撃を受けました。

あの頃私は大学生で、英語やアメリカの文化の勉強をしていたし、アメリカにも何度か行っていた頃だった。そういえば確かに、そんな時代だったような気もする…。そうそう、あの頃は未知の病気だったHIVの感染が猛威をふるっていたよね…。

でも、自分には関係のない世界だった。だから、全然見てなかった。視野が狭すぎた。

RENTを観て、あの頃の自分の視野の狭さに気づかされました。ショックでした…。

 

さて、ミュージカル「RENT」です!

ミュージカル初心者の私は、もちろん今まで観たことがなく、予備知識もほとんどありませんでした。唯一「Seasons of Love」という曲だけは超有名なので知っていました。

 

メインキャストの6役がダブルキャスト

これ、すごいですよね!毎回、組み合わせが違っていて、その都度新鮮!っていう状態なので、キャストのみなさんは大変だなぁ〜と思いました。でも観る方は、いろんな組み合わせの化学反応を純粋に楽しめるから最高ですねっ♪

 

まず最初の感想は・・・

「RENT、すっげーなーーーー!!!!(言葉わるっ!)」でした(笑)

若者のパワーっていうのかな、とにかくエネルギーが凄すぎて、パワー炸裂で、ほんっとうに素晴らしかった!!圧倒されました!文字通り!

キャスト全員が歌ウマすぎて、歌の力がハンパない! そして、みんなひとりひとりの演技が体当たりすぎて、発するエネルギーの強さが最強すぎる!!

若いって凄い!あぁ、もう本当に、若さにはなにものも敵わないんだよな…って思わせられる。

仲間って?友達って?恋人って?人生って?

という、若者の永遠のテーマを、すごく考えさせられました。

熱い演技に思いがけず涙がボロボロ。RENTって、泣けるお話だったんだな…。

 

それにしてもものすごい盛り上がり!楽しいリズムの曲は客席みんなノリノリで手拍子で盛り上がるし、なんか劇場空間が熱かった!

生バンドの演奏も最高だった!音楽、めっちゃカッコよかったんだよね…★

 

コロナ禍だけど、久しぶりに前後左右あけずに客席が埋まっていて!だからこその割れんばかりの拍手が劇場いっぱいに響き渡って、本当に感動しました…(泣)

カーテンコールでも、拍手が鳴り止まなくて、本当だったら叫びたいところをみんな我慢して拍手にその想いを込めているから、拍手の威力がものすごいパワーで!

その光景を、キャストのみなさんが感無量な表情で見渡している姿に、こちらが再び感涙でした…!

 

あー、本当に観てよかったです!!

特に若い人たちには観て欲しいなぁ〜って思うし、あの頃若かった人たちにも観て欲しいなぁ〜って思いました。

本当に素晴らしいミュージカルでした!ありがとうございました!

 

↓キャストスケジュールはこちら↓

https://www.tohostage.com/rent2020/castsch.html

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シアタークリエ ミュージカル「RENT」

2020年11月2日ー12月6日  @シアタークリエ

2020年12月11日ー12月12日 @愛知県芸術劇場大ホール

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宝塚歌劇団花組 : ミュージカル浪漫「はいからさんが通る」

宝塚歌劇団花組

ミュージカル浪漫「はいからさんが通る」

東京宝塚劇場

・2020年11月1日(日)ソワレ

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久しぶりの東京宝塚劇場
テンション上がりますね〜!!
いつ以来かな?…今年1月の宙組公演以来だっ!約10ヶ月ぶりーーー(号泣)
久しぶりすぎて、懐かしくて、思わず売店リラックマグッズを買おうかと思ってしまったほどです笑(←なんとか思いとどまりました)

 

花組の新トップコンビ、柚香光さん・華優希さんの大劇場お披露目公演!!

この花組さんの公演、宝塚大劇場公演の時から本当にいろいろなことがあって…

ようやく歯車が回り始めて、やっとここまできたんだな〜って考えながら、彼女たちのキラキラな舞台姿を見ていたら、もう、うるうる感動(涙)
15日の東京千穐楽まで、どうかこのまま無事にいきますように!と、願わずにはいられませんでした。

 

はいからさんが通る」は、原作が有名な漫画です。
私は読んだことがないけれど、舞台は原作を忠実に再現しているのではないかな?と思いました。
何しろかわいい❤︎きゅんきゅんするっ❤︎そして、ハラハラドキドキなストーリー☆

 

久しぶりに美しすぎる人々の集団を観て、心臓がどきゅどきゅしちゃいました!

フィナーレの男役群舞は、この回は軍服バージョンでした!(黒燕尾バージョンと、軍服バージョンがある)
軍服が、シルバーなの!もうね、素敵なんてもんじゃないっ!!
ただでさえ男役群舞はカッコいいのに、軍服がもうほんとに最高すぎて、痺れまくりました…❤︎
…おかわりしたい…❤︎

 

久しぶりに宝塚を観た!っていう感じがして、とても幸せでした〜!!
宝塚ってやっぱり夢があって素敵だな〜☆

 

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宝塚歌劇団花組公演

ミュージカル浪漫「はいからさんが通る

2020年7月17日ー9月5日  @宝塚大劇場

2020年10月9日ー11月15日 @東京宝塚劇場

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ミュージカル「生きる」(市村・新納ver)

ミュージカル「生きる」

日生劇場

・2020年10月27日(火)ソワレ

✳︎Wキャスト・役がわりメンバー✳︎

渡辺勘治:市村正親(東京千穐楽の回)

小説家:新納慎也

とよ : May'n

一枝 : 唯月ふうか

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2018年10月に市村正親鹿賀丈史のWキャストで上演され、「国産ミュージカルの記念碑」と絶賛された名作ミュージカル『生きる』が、2020年10月、日生劇場で待望の再演決定!

 

ということで…観てきました。
いや。観てきたというより、泣いてきました。
号泣でした!!!

 

観る前から、2018年の初演の評判や、今回再演の評判を聞いていたので、すごく号泣しちゃう予感がするな…と思っていたけれど。
大・号・泣!!!!!でした。

 

私は今回がまったくの初見で、どんなストーリーかもほとんど知らないまま、まっさらな状態で観劇しました。

 

まずはジェイソン・ハウランド(Jason Howland)さんの音楽に心を掴まれました!

昨年、ミュージカル「リトルウィメン」の音楽を担当していて、彼を知り、それがとても美しく素敵な音楽だったので、大好きになった作曲家さんです。
もうホントに曲が素晴らしい!!
大感動したのは、彼の音楽の影響もすごくあると思います。

 

そしてなんと言っても、市村正親さん。
本当に本当に素晴らしかった!!
演技力というか、お芝居への入魂が凄すぎて、歌い出した途端にぐわっと、こちらの全魂を持ってかれた感じでした。
圧倒されすぎて茫然…!!

一幕からそんな状態だったので、二幕はもう…(大号泣)
泣きすぎて嗚咽しすぎて、目が腫れちゃいました。

 

市村さんは、8月の帝劇コンで初めて拝見して、この方の舞台が観たい!!観ておかなくては!!!
と思ってこのチケットを取ったのでした!


大正解でした…!!!

 

新納慎也さんも、すごく素敵でした!!

私は以前一度だけ、新納さんの舞台を観たことがあって…なんだっけ?と調べたら…2010年の香取慎吾ちゃんの舞台、TALK LIKE SINGING でした!なんと懐かしい!!
…とにかくそれ以来初めての、新納さん☺︎

お歌も声も素敵だし、今回のお芝居がすごく泣かせる・・・
立ち姿もすごく素敵で、これからもっと見てみたい!!って思いました。

 

ああ、本当に素晴らしかった!
生きてて良かったと本当に思ったし、これからも、頑張って生きていこうって心に固く誓いました!!
素晴らしい舞台を見せてくださり、本当にありがとうございました。

 

↓キャストスケジュールはこちら↓

http://www.ikiru-musical.com/schedule.html

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黒澤明生誕110年記念作品

ミュージカル「生きる」

2020年10月9日ー10月28日 @日生劇場

2020年11月2日ー11月3日  @オーバードホール

2020年11月13日ー11月14日 @兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

2020年11月21日ー11月22日 @久留米シティプラザ ザ・グランドホール

2020年11月28日ー11月30日 @御園座

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ミュージカル「ビューティフル」(平原綾香ver)

ミュージカル「ビューティフル」

@帝国劇場

・2020年11月7日(土)マチネ(e+貸切公演)

✳︎Wキャスト✳︎

キャロル:平原綾香

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アメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル。

具体的には、彼女の16歳(1958年)から28歳(1970年)までの人生が描かれています。

ミュージカルのストーリー詳細は公式HPを見ていただければと思います☺︎


このミュージカルを観ようと思ったきっかけは、8月の帝劇コンサートでした!
出演していた平原綾香さんの歌がとても素晴らしかったので、彼女が主演するミュージカルを観てみたいな〜って!
同じく帝劇コンに出演していたソニンさん、中川晃教さんも楽しみでしたし、昨年のスタクラフェスと今年のNHKオーディオドラマ「悠久のアンダルス」で、朝夏まなとさんと共演していた、伊礼彼方さんも楽しみでした!

 

結論から言うと…
本当に観て良かったです!!
笑いあり涙ありの素敵なストーリーに加えて、随所に盛り込まれる弾き語りの歌、音楽ライブシーン、ミュージカルナンバーとしての楽曲たちなどなど…の、超上質な音楽のシャワーを全身いっぱいに浴びた感じ!

音楽が大好き、特に音楽ライブが本当に大好物❤︎な私からすると、今年ずーーーっと飢えて枯渇していたところに、頭のてっぺんから足の先まで、カラダの隅々まで一気に、音楽のシャワーのツブツブが、わーーーーっと流れ込んできた感じ♪

ああ、これ、この感じ!生のライブって、これだよね!!

音楽って素晴らしいなーーー❤︎❤︎❤︎


キャロル・キングさん、お名前は知っていたけれど、あまりよく知らないなぁ〜と思っていて。でも、実際このミュージカルを観ていたら、劇中の曲は聞いたことある曲が案外多くて、実は意外と知ってたんだな〜って思ったりしました。

そして案の定、帰宅してからずっとキャロル・キングの曲をspotifyで聴きあさってます(笑)←単純すぎる

 

ミュージカル「ビューティフル」は、実在の女性歌手の半生を描いた作品ということで、「オン・ユア・フィート!」(私の人生を変えたミュージカル!*1)に、ストーリー展開が少し似てるなぁって思いました。

演出がどちらも上田一豪さんだということも、もしかしたら似ていると感じた理由のひとつかもしれません。(ビューティフルの公式プログラムには「演出リステージ」という名称で記載されていました)

・・・あぁ、「オン・ユア・フィート!」再演して欲しいなぁ〜!再演熱烈希望です!!

 

・・・おっと、いけない!話がそれました(笑)

 

この物語の時代は、アメリカの1960年代なのですが、その頃のアメリカンな空気感がすごくよく出ていました。60年代の音楽はもちろんのこと、衣装もポップで可愛くて色使いも楽しくて!それだけでも観ていてホントに楽しかったし、とても元気になれました!

 

*平原綾香さん*

お歌が素晴らしいのはもちろんわかってたけど、お芝居もとても素晴らしかった!
16歳のキャロルなんて本当に可愛かったし、それが28歳までの過程の変化の様子をとても繊細に表現されていて、すごいな〜って思いました。
それにしても、あーやの歌の素晴らしさたるや!
最初の幕開けのピアノ弾き語りの歌声が素晴らしすぎて、もう本当にぐわっとすべて持っていかれたんです!
一気に作品の世界の中に連れて行かれました。本当に見事でした!

 

*伊礼彼方さん*

彼の舞台作品を観るのは初めてでしたが、苦悩する男の役が最高によく似合っていて、とっても素晴らしかった!
立ち姿も歌もすごくカッコよくて、わ〜❤︎って目がハートになってしまいました☺︎
(いつか舞台で朝夏まなとさんと共演して欲しいな〜)

 

*中川晃教さん*

なぜかものすごくお笑い担当な役で、お歌も演技も最高に素晴らしいんだけど、どうしても笑いを誘ってしまうキュートな役柄。
舞台作品でのあっきーさんを観るのは初めてでしたが、すごく良かったーーー!

 

*ソニンさん*

彼女もなぜかお笑い担当的な役で。前回私が観たソニンちゃんは、ファクトリーガールズだったのですが、その時とは全然真逆な役柄でしたね〜!
今回は、キュートで面白くて可愛くて、人情味溢れていて、本当に素敵でした!
ソニンちゃんが出てくるとすごくホッとしました。この物語の中の、癒しの存在だったと思います。

 

*武田真治さん*

舞台で拝見するのは初めて!どうしても筋肉体操方面を連想してしまいます笑
武田真治くんの役は、とても渋くて素敵なんだけど、でもやはりお笑い担当(笑)
彼には相当笑わせてもらいました!コメディセンス、めちゃくちゃあるよね!
でも、心の根っこはすごく優しくて、これまた癒しの存在でした。

 

*剣幸さん*

剣さんのことも前回はファクトリーガールズで拝見していて。
その時も思ったけれど、彼女が登場すると、舞台が落ち着くというか、安定するというか。さすがの貫禄だな〜って今回も思いました✨
なんだかんだ言っても、娘の最大の理解者だったというのが、本当に素敵でした!娘が一人で生きていく決意をする背中を押してあげるところ、思わず涙が出ました。母娘愛がとっても感動的でした。

 

アンサンブルのみなさんも、本当に素晴らしかったです!
以前、他のミュージカル作品や舞台で拝見したことのある方が、結構たくさん出ていらっしゃって、その方たちを目で追うのが本当に楽しかったです☆
みなさんそれぞれ本当に歌が素晴らしくて…!素敵すぎましたーーー!!

 

カーテンコールでは、みんなでスタンディングオベーション
そして全員で歌に合わせてノリノリで手拍子で盛り上がって最高に楽しかったぁ〜!

そのあとe+貸切公演ならではの、キャストのご挨拶。
やはりこの状況で幕を開けることがどれだけ大変なことか、ということがよくわかる、あーやからの感動のご挨拶でした。(ちょっと天然入っちゃってるカワイイところもあったけど☺️)

 

想像以上に楽しくて、本当に素晴らしかったので、思わずチケットを増やしちゃいました!
・・・ミュージカル沼って本当におそろしい・・・笑

 

↓スケジュールはこちら↓

https://www.tohostage.com/beautiful/ticket.html

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Beautiful

The Carole King Musical

ミュージカル「ビューティフル」

2020年11月5日ー11月28日 @帝国劇場

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ミュージカル「ローマの休日」組み合わせランキング発表!

ミュージカル「ローマの休日」

@帝国劇場

2020年10月4日~10月28日

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まもなく東京千穐楽を迎えるミュージカル「ローマの休日」。

メインキャスト3役がダブルキャストのこの公演、全部で8通りの組み合わせがありました。

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*Wキャスト*

アン王女         朝夏まなと・土屋太鳳

ジョー・ブラッドレー    加藤和樹平方元基

アーヴィング・ラドヴィッチ 藤森慎吾・太田基裕

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私はその中で6通りの組み合わせを観ることができたので、「ローマの休日(勝手に)組み合わせランキング!」を発表しようと思いまーす!

 

=組み合わせ全8通り=

朝夏×加藤×太田 ※

朝夏×加藤×藤森 ※

朝夏×平方×太田 ※

朝夏×平方×藤森 ※

土屋×加藤×太田 ※

土屋×加藤×藤森

土屋×平方×太田

土屋×平方×藤森 ※

(※…私が観た組み合わせ)

 

・・・と思ったんだけどね。

全部良いのよ。どの組み合わせも全部それぞれとても良かったの!みんな違って、みんなすごくいいの!だからランキングなんてつけられない!

なので…

ローマの休日(勝手に)組み合わせ別〇〇de賞!」に変更します(笑)

(私が観劇した順にいきます!…太鳳ちゃんの回、少なくてごめんなさいm(__)m)

 

★ギャップ萌え&観ていてすごーく楽しかった!de賞

朝夏アン×平方ジョー×藤森アーヴィング

東京公演では、「土屋×加藤×太田チーム」と並び、一番回数が多かった(7回)組み合わせです。(ゲネプロも入れるともっと多いのかな?)私も、この組み合わせで観る回数が一番多かったです。多くの回数を観ているから、ということもありますが、このチームは、変化・進化(深化)・ギャップ、が一番大きいなぁと感じました。

お互いが毎回全力でぶつかり合っているような、そんな体当たりな演技を感じ、それによる化学反応が毎回必ず違っていて、回を重ねるごとに進化・深化していっていて、その変化にキュンキュンし、お芝居の深みがどんどん増していってて…観ていて最高に楽しいチーム!

平方ジョーの、物語が進んでいくにつれての心の変化を全身で表現する感じがもうっ!観客は、最初と最後で全然違うジョーを魅せつけられることになり、かなりの…ギャップ萌え❤︎

その変化を全身で受け止める朝夏アンもまた可愛すぎて…萌え❤︎

そして、藤森アーヴィングは、物語のスパイス的な役割を担っているな~っていう活躍ぶりで、良い味付けをしてくれていて、これもまた…萌え❤︎

藤森アーヴィング効果なのか、全体的にコミカルさがどんどん増していったのも、このチームの楽しさの一因だなぁ~って思いました。

 

★抜群の安定感!大人な魅力満載!de賞

朝夏アン×加藤ジョー×太田アーヴィング

なんといっても、3人のハーモニーが最高に良くって、さらに、朝夏アン×加藤ジョー、加藤ジョー×太田アーヴィング、それぞれのハーモニーも素晴らしく良い~!劇場に響き渡る音のつぶつぶが、帝国劇場の隅々にまでしっかり届いているような、そんな感じの幸せ空間を創り出していました~。

そして、この3人のお芝居の安定感たるや!素晴らしすぎました!観客は落ち着いて物語の中に身をゆだねて、安心して没入することができます。安定感のみならず、このチームは、お三方とも、お芝居の化学反応を楽しみながら演じていらっしゃるのがすごくよくわかって、その大人の余裕感が最高に素敵でした❤︎

このチーム、朝夏アンはとーっても可愛らしさが増し増しになるし、加藤ジョーは男っぽさが前面に出ていてすごく良い!太田アーヴィングはスタイリッシュでお洒落な感じがとても素敵で、なんだかとても大人の魅力に溢れた素敵な3人組でした!

 

★素晴らしい相乗効果が発揮されてる!de賞

朝夏アン×加藤ジョー×藤森アーヴィング

このチームは、朝夏アンと加藤ジョーのお芝居の方向性がとても似ているなと感じるのですが、そのお2人のお芝居の絶妙な間合いや呼吸感の素晴らしさがベースとなり、そこへ、笑いの要素がたくさん散りばめられた、すごく味のある深いお芝居を楽しそうに演られている藤森アーヴィングが入ることによって、3人のお芝居の相乗効果が何倍にも何十倍にもなっていて、それはそれは素晴らしいものになっているなぁ~と感じた組み合わせでした。 良い意味で、3人がそれぞれお互いに作用しあって、影響を与え合っていて、お芝居が成り立っていっている感じ!

加藤ジョーの「大人の男」っぷりが、朝夏アンをめっちゃキュートに魅せるのもまた、たまらん萌えポイントでしたね~❤︎

加藤ジョーと藤森アーヴィングは、すごく信頼しあってる本当の親友、そんな感じがすごくしました!

 

★愛くるしい王女と大人の男、年の差萌え!de賞

土屋アン×加藤ジョー×太田アーヴィング

土屋アンがとにかく可愛くて愛らしくて、全力で守ってあげたくなる感じなのですが、それを共演者全員がそう思っている、っていうのが客席からもすごくよくわかりました。加藤ジョーは「ザ・大人の男」っていうジョーなのですが、土屋アンと掛け合わされると、 土屋アンの小さくて可愛いビジュアルの効果もあって、より一層「大人の男」っぷりが強く発揮されて、ものすごく年の差を感じる2人だなぁ~って思いました。全身で土屋アンを守ってあげちゃう感じ❤︎きゅんきゅんポイント高かったです❤︎

そして加藤ジョーと太田アーヴィングは、大人なバディ感が出ていて、映画版の設定に近いかな、そんな感じがするとっても素敵なチームでした!

 

★ザ・青春!若さ溢れるエネルギーが最高!de賞

朝夏アン×平方ジョー×太田アーヴィング

この組み合わせ、まさに青春時代の男女3人の思い出!っていう感じで、若さ溢れる同級生感いっぱいの関係性だなぁ~と。男女3人のこんなデート、あったあった!って思わせてくれるような青春の甘酸っぱい記憶を呼び起こしてくれるような感じ。

お芝居も、その場の空気感を楽しんでいる感じがして余裕があり、観客は安心して、その世界観に身をゆだねることができました。

3人とも長身で、3人並びの見た目が最高に美しく、そしてハーモニーも最高に素敵!眼も幸せ、耳も幸せ~❤︎というチームでした。

たった2回しかなかったのがとっても残念だったなーーー。もっとたくさん観たかった!

  

★先輩が上手に後輩を育てあげました!de賞

土屋アン×平方ジョー×藤森アーヴィング

この組み合わせも少なくて、全部で3回しかなかったのですが・・・

ベテランミュージカル俳優の平方ジョーが、ミュージカル初心者の土屋アンと、初級者の藤森アーヴィングを、とても上手く引っ張り、彼らの良さをグングン引き出しているなぁと感じた、すごく素敵な組み合わせでした! 

私が観たのが千穐楽を間近に控えた回だったということもあると思います。3人ともそれぞれ上演回数を重ね、良い感じに進化を続けてきて、その集大成のような状況だったと思うのです。この組み合わせで3回目最後の回だったし・・・。

土屋アンと藤森アーヴィングの進化・成長がめざましくて、頼もしくて!それを平方ジョーが上手く、本当にさりげなくリードして、2人を見守りつつ、自らの役も素晴らしく演じられていて…!

なんかちょっとそういうところに、すごく感動しちゃった組み合わせでした!

土屋アンは、とっても愛らしくて、でも芯がしっかりしている部分もよく見えて。最後の誓いでは本当に頼もしく立派で、思わず私も伯爵夫人と将軍と大使の気持ちになって見守ってしまいました…❤︎

平方ジョーは、ベースは母性本能くすぐる系なんだけど、土屋アンと組むと、大人の男というよりは、「先輩!」っていう感じがありました。

藤森アーヴィングは、もう本当に芝居が素晴らしく良くって・・・平方ジョーの部屋で支局長とジョーのやりとりを見ている時の表情からもう、男の友情を真剣に大切にしていることがすごく伝わってきて泣けたし、記者会見のシーンでは、平方ジョーを優しく見つめる目とか、もう本当にたまらなくて・・・泣けました。

藤森アーヴィング、大好きです❤︎(超個人的感想に…笑)

 

はい、ということで、私の「ローマの休日(勝手に)組み合わせ別〇〇de賞!」が出揃いました。

少しは伝わってると良いのですが・・・☺︎

思い出しながら書いているので、観たのが直近の組み合わせに関しては、記憶が新鮮なので、かなり熱量高めに書いてしまったなぁと(笑)

ローマの休日のこの6通りの組み合わせを観劇された方には、ちょっとでも共感していただけるといいなぁ〜と思いながら書きました。

ということで、ミュージカル「ローマの休日」、まもなく東京公演千穐楽

終わってしまうのが、とても寂しい。

でも、この状況でここまで上演できていること、当たり前ではないんだということ、関係者のみなさまに、改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

東京公演千穐楽の幕が無事に降りますように、祈りをこめて・・・☆

そして、そのあと続く地方公演へ無事にバトンが渡せますように・・・!!

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THE MUSICAL ROMAN HOLIDAY

ミュージカル「ローマの休日

2020年10月4日ー10月28日 @帝国劇場

2020年12月19日ー12月25日 @御園座

2021年1月1日ー1月12日 @博多座

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「おかしな二人」

おかしな二人

@シアタークリエ

・2020年10月21日(水)ソワレ

✳︎キャスト✳︎

大地真央
花總まり
シルビア・グラブ
宮地雅子
平田敦子
山崎静代
芋洗坂係長
渡辺大

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大地真央さまと、花總まりさま、という宝塚OGの代表格であるお二人が主演の台詞劇。
ミュージカルではないのだけれど、劇中の一部に少し歌も入り、カーテンコールでは「歌って踊って!」っていう華やかなショーがあったりする、私にとっては、初めてのタイプの舞台。

 

主演お二人のセリフの量の膨大さに、終始ただただ圧倒されまくりでした!
セリフ量が多いだけじゃなくて、テンポが小気味良くて、会話の展開スピードが速く、変顔や変声?での絶叫など、それはもう目まぐるしい変化で…(特に花總さまが…笑)

 

8月の帝劇コンサートで、圧倒的なオーラを纏い、眩いばかりの煌びやかさで、客席ばかりか共演者たちをも魅了しまくっていた、あの、神々しかったお二人が…!?

こんなにぶっ飛んでいて豪快な痛快コメディを…!

という驚きの気持ちを隠せないまま、多分私は口をぽかんと開いちゃって、でもどんどんその世界観に引き込まれて、ずっと頬は緩みっぱなしでずっとクスクス、時にはゲラゲラ、とっても楽しく観劇いたしました。

 

二人の会話が、ものすごくどんどん展開するので、
追いつくのに必死!なのですが、そのうちに、女友達のやりとりを間近で見ているような、なんだか不思議な感覚になりました。あの仲良し女友達の中の一人になったかのような感覚で。

仲良し女友達のみなさんも、それぞれみんなすごく素敵で、個性がキラリと光っていて、現実にもいそうな感じだよね、と思わせる素敵なキャラクターでした。

そしてなんと言っても、スペイン人兄弟デコボココンビのお二人!

もう、さいっこうでしたよーーー!!!私が大爆笑したのは、彼らが登場した二幕目からでした。もうね、ホントにコメディアン!ラテン男たちなんだけど、ノリが変だから、もう笑わずにはいられない!渡辺大輔さんなんて、普段はすごく真面目な方だから、そのギャップにもう、笑えて笑えて…!…大変でした(笑)

 

では、メインキャストの感想、いきますね!

 

⭐︎大地真央

真央さまの美しさに、私のオペラグラスは釘付けでした!あんなにも美しくスタイルの素晴らしい64歳って!!!

コメディを演じてらっしゃるので、笑いを取りに行く感じの役どころではあるものの、やはりその美しさは隠しきれず…(隠してはいなかったけれど)

そして真央さまのセリフの多さ、滑舌の素晴らしさ、テンポの早さに圧倒され…最後のお歌のショーは、さすがの神々しさで魅了!

いやはや、本当にすごい方だな、と思いました。

 

⭐︎花總まり

あの可愛らしい素敵な方が…え?こんなオモシロキャラでいいんですかー?でも、面白いけど可愛らしさも充分残しつつ、ですが、なにしろ変顔とか奇声とか激しすぎて…ほんとに「お花さま、大丈夫?路線違ってきちゃわない?」と、余計なお世話な気持ちになってしまうほどの、殻破り系キャラ!!

体を張って、笑いを取ってくださいました!本当に面白かったーーー。お花さまを見る目が少し変わったかも←ウソです笑

 

客層は、年齢層は高めかな、そして男性が多めに感じました。(いつも私が行く劇場が、ほとんど女性客だから、そう感じたのかも)
コメディ作品なので、常に笑いが起こるのだけど、男性(おぢさん)たちの笑い声が多めでしたね〜!とても楽しそうで、こちらも楽しくなっちゃいました☺︎

 

ストーリーは、夫婦・離婚・恋という男女関係が中心で、下ネタ的な表現もちらほらでしたが、決して下品ではなく痛快で。私は、そんなにキライではないお話(むしろ好き)だったので、とても楽しく観てました!

 

あー楽しかった!!
でも、好き嫌いがわかれる作品かもしれないな、って思いました。
(ある程度以上の年齢じゃないとキビシイかな〜)

 

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おかしな二人

2020年10月8日ー10月25日 @シアタークリエ

2020年11月5日ー11月8日 @梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ

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*同じ作品を何度も観てしまう理由

同じミュージカルの作品を、一回観ただけでは飽き足らず、何度も何度も繰り返し観劇している方、身近にいらっしゃいますか?

もし、身近にいらっしゃって、ご自身はミュージカル観劇にさほどの興味を持っていらっしゃらない場合は、

なんでこの人は同じミュージカル作品なのに、何度も観るんだろう?一回観れば充分じゃない?(…お金もったいないよね…?)

と思って傍観していたりするのでは?

そして、身近にそういう方がいらっしゃらない場合は、

え?同じミュージカル作品を何回も観るって何なの?意味わかんなーい!

っていう感じかな…笑

 

実は私も、ミュージカルに、いえ、朝夏まなとさんにハマる前までは、そんなふうに思っていた一人です。

私が、同じ作品を何度も観てしまうタイプの人に変貌(笑)したきっかけは、大好きな役者さん(朝夏まなとさん)が舞台上で生きている姿を1分1秒でも長く観ていたい!同じ劇場空間を共有したい!という、ある意味追っかけ的なところから。

 

劇場ってね、映画とかテレビとかと違って、「今ここ」で、その時間だけは、ただの観客である自分と、舞台上のキラキラした役者さんたちと「共存」すること、「同じ空間を共有すること」ができちゃうんですよっ!

これってすごいことだと思いませんか??

まずはこの事実が、同じミュージカル作品を繰り返し何度も観たい!と思わせる理由なんだと思います。(少なくとも、私の場合は・・・☺︎)

 

そんなきっかけだったとしても(笑)、同じ作品を何度も観ると、何が起こるかというと・・・

「同じミュージカル作品だけど、毎回同じではない!」っていう衝撃の事実に気がつくことになるのです!

いやいや、そりゃLIVE(生)なんだから、毎回まったく同じっていうことにはならないでしょ。でも、毎回ちゃんと台本通りに、同じようにやってるんだから、そんなに大きくは変わらないのでは?

と、思われるかもしれません。私もそう思っていました。

ところがですね、違うんですよ。大きく違うんです。

細かい違いとしては、お芝居の間合いとか、セリフの言い方、歌の歌い方、アドリブの入れ方、タイミングの違い、声の強弱、などなどなどなど、挙げればたくさんありますけれど。だって人間なんだもの。人形が演じているわけではないんですから。

そして、上演回数を重ねることにより、演者さんたちのお芝居が進化(深化)していくこと、これも毎回違ってくる理由だと思います。どんどんお芝居が熟成していく過程を味わえるのは、観ているととてもわくわくするのです。

 

私が思う、大きな違いは、その「空気感」です。

毎回、毎公演、劇場内に充満する空気感が違うんです。

「空気感」というのは、舞台上の演者さんたちが放つ躍動感溢れる演技によるエネルギー、スタッフさんたちから発せられるキビキビした緊張感、オーケストラのみなさんの演奏が創り出す音楽のパワー、お客さんたちから滲み出るワクワク感や感動や集中力などから生じる波動・・・これらすべての「気(エネルギー)」の要素が同じ劇場空間の中で一体となり、お互いに作用しあって共鳴し、化学反応を発生させ、劇場全体を満たしているもの。

その「空気感」が、毎回絶対に違うのです。

その違いによって、観劇している時の、その作品に対する感じ方や捉え方、心を動かされるポイント、などもすべて変わってくるのです。

そしてダブルキャストなどで役者さんが変わってくる作品は、通常の作品の何倍も、その変化が起こるので、もっとその化学反応の公式が複雑になってきます。

これが、生の舞台観劇の最大の魅力なんだと思います。

毎回、味わえる感覚が必ず違う。この事実は、人を沼に落とすのです。

人が同じ作品を何度も見てしまう理由は、これなのではないかな、と思うのです。

 

ちなみに、私が同じ作品を複数回観るようになった初めての作品は、2019年9月、

ミュージカル「Little Women -若草物語-」(10回観劇)でした。

毎回劇場を満たす空気感が回によってそれぞれ違うなぁ、ということに気がつきはじめた時期です。

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次の作品は、2019年11月〜2020年2月の、

ミュージカル「天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜」(13回観劇)です。

ダブルキャストの公演でもあったし、地方公演にも遠征したので、本当に毎回毎回、劇場の空気感が違うことがよくわかりました。

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この公演期間中に1回だけオープニングアクトでゴスペル歌唱をするという機会をいただき、ど素人ながら、東急シアターオーブのステージに立って歌ったのですが、その時のお客さんの手拍子が本当に嬉しかったし、盛り上がってくれている様子も見えて、それがステージ上の人にとっては、ものすごく大きなパワーになるんだな〜!と、少しだけ出演者の気持ちを味わうことができ、やはりお客さんから発するエネルギーも、劇場空間を満たす空気感の大きな要素だな、ということがわかった貴重な体験でした。

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そして、

ミュージカル「ローマの休日」(2020年10月現在進行中…10数回観劇予定)←あまり本当のこと言えないくらいの回数、です(笑)。

こちら、メインキャスト3役がそれぞれダブルキャストなので、全部で8通りの組み合わせがあります。キャストの組み合わせにより、空気感が激しく違っています…!

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私がいかに短期間で、激しく沼に落ちてしまったのか、おわかりになるでしょうか。

ミュージカルというものは、魅力が大きすぎて、もはや魔力といえるのかもしれません。

でも、人生が毎日本当に楽しくなり、日々生き生きと過ごせるようになったのは、ミュージカル観劇のおかげです!

人生は一期一会の連続ですが、ミュージカルなどの生の舞台は、その一期一会をより強く感じる場所なのではないかな、と思うのです。

 

これからも、身を滅ぼさない程度にミュージカルをどんどん楽しんでいきたいと思っています。

そして、まだミュージカルを観たことのない方に、ぜひ1度でもいいので、ミュージカルを観ていただき、その魅力にたくさんの人が気づいてくれたらいいなぁって思っています。