劇場通い、ときどき読書

〜ミュージカルとライブと本と〜

「23階の笑い」

 23階の笑い

世田谷パブリックシアター

・2020年12月22日(火)ソワレ 

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ニール・サイモンのコメディ。
ニール・サイモン、最近聞いたような…?と思ったら、以前観た「おかしな二人」ニール・サイモンの作品でした☺️なんとなく、テンポ感が似てるな〜と感じました。そして、コメディの王様という感じの三谷幸喜さんが演出・台本を手掛けられているので、これはもう絶対に面白いでしょう!という期待感マックス!!

 

登場するキャストは、たった9人ながら、瀬戸康史くん、松岡茉優ちゃん、吉原光夫さん、梶原善さん、青木さやかさん…と、私が知ってる方がたくさん出演されてました!
そういうのって、なんだかテンションあがります!←ミーハー!(笑)

特に吉原光夫さんは、ついこの前、配信のThe Musical Dayに出られていたのを拝見していたので、どんなお芝居をされるのか、とてもわくわくでした!←朝ドラ見てなかったので…(;'∀')
めちゃくちゃ笑いをとってましたねー!マックス役の小手伸也さんの次くらいに、笑いが多かった気がしました(^-^)
だけど、歌が聴きたいな〜!ってやっぱり思いました。吉原さんのミュージカルが観てみたいな〜☺️

瀬戸康史くんは、かわいくて良きでした❤️NHKグレーテルのかまどは結構見てるので、私は瀬戸くんがかなりお気に入りなんです(笑)

松岡茉優ちゃん、こんなにドスの効いた声を出せる女優さんなのね!と、その演技の幅広さにびっくり!とっても素敵でした〜!

全体的に、クスクス笑えて、でもちょっとホッコリするところもあって、クリスマス時期に観るのにとてもピッタリな素敵な作品でした🎄

12/27(日)の千穐楽まで、無事に駆け抜けられますように★

 

キャスト(敬称略)
瀬戸康史
吉原光夫
山崎一
鈴木浩介
浅野和之
松岡茉優
小手伸也
青木さやか
梶原善

  ニール・サイモン
翻訳  徐賀世子
演出・上演台本  三谷幸喜

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「23階の笑い」

 2020年12月5日ー12月27日 @世田谷パブリックシアター

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「オトコ・フタリ」

オトコ・フタリ

@シアタークリエ 

・2020年12月17日(木)マチネ

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脚本はテレビドラマを多く手掛ける田渕久美子さん、演出はミュージカルを多く手掛けている山田和也さん。

この作品は、主演の山口祐一郎さんが田渕久美子さんに、「ストレートプレイ*1をやりたいんだけど…」と持ち掛けて書きおろされた脚本だそうで、まさに当て書き*2だと思われる、登場人物たちが生き生きとした躍動感あふれるものになっています。

キャストはたった3名で、山口祐一郎さん、浦井健治さん、保坂知寿さん。
そして、この御三方はミュージカル界で大活躍の方々なのに、この作品はストレートプレイ、ということで、とても新鮮です。

ほのぼのとして、そしてところどころ笑えて、そして意外にも?人生や愛について考えさせられる、ちょっぴり深い作品でした。

印象的だったのは、「ほんっとに3人仲良いなーーー!」ってつくづく思ってしまうほど、3人の仲の良さが舞台に滲み出ちゃっていることでした(^-^)
間の取り方や、掛け合いや、醸し出す空気感など、すごく仲が良くないと絶対に出ないだろうなーと思ってしまう素晴らしさ!

お話の展開や舞台の暗転タイミングが、少し唐突なところもあり、テレビドラマを見ている感じがするな…と思ったのは、やはり田渕さんの脚本だからかな。テレビドラマを舞台にすると、こんな感じになるのかも…って思いました。

演出は、私の大好きな、コメディミュージカルがお得意の山田和也さんが手がけていらっしゃるので、コメディ感満載&人の情を優しい視点で表現されているところ、やっぱり大好きだわーーーって思いました❤

最後はとても明るい未来を感じさせる展開で、人生って、人との出会いっていいな〜と思いました❤
心があたたかく、そして元気になる作品でした。

 

(敬称略)
キャスト

山口祐一郎

浦井健治

保坂知寿

大塚千弘 (声)
脚本

田渕久美子

演出

山田和也

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「オトコ・フタリ」

2020年12月12日ー12月30日 @シアタークリエ

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*1:「ストレート・プレイ」とは、台詞に音楽などを用いない会話劇、いわゆる一般的な舞台演劇のことを意味します。

*2:演劇や映画などで、その役を演じる俳優をあらかじめ決めておいてから脚本を書くこと。

「Op.110ベートーヴェン『不滅の恋人』への手紙」

Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙

@大手町よみうりホール

・2020年12月16日(水)ソワレ 

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観劇した12月16日は、なんとベートーヴェンの250回目のお誕生日!
そんな記念すべき日に偶然にもこの作品を観劇できたことは、きっと何か運命のようなものだったんじゃないかと思いました。

 

舞台にはピアノが一台、そしてソファと文机と椅子が何脚か。
演じるのはたった9名の役者さんたち。しかしながら、ベートーヴェン役は出てこない。
新垣隆さんが奏でる美しいピアノの演奏に添うようにして、キャストが語りながら、回想のシーンを演じながら、美しく物語が進んでゆきます。

 

ベートーヴェンの人生を、愛情いっぱいに、とても丁寧に、優しい視点で描いている作品だなと、すごく感じました。伝記の本の中に入り込んだような、美しい絵の中に入り込んだような、不思議な感覚に。

途中、歌のシーンもあるのだけれど、歌唱が終わっても、誰も拍手を入れることができない…いや、拍手する、という概念を忘れさせられてしまった感じ。
まさに、客席全体が、舞台上に吸い込まれて、作品の中に入り込んでしまってる状態。

ベートーヴェンの苦悩と歓喜の心情は、彼の作り出した音楽に、すべて表れているんだなと感じました。抑圧された愛や、階級社会に縛られた生活、途中から聴力が失われてしまうという作曲家としては致命的な症状、思い通りにならないたくさんのことを、素晴らしい音楽に昇華させたベートーヴェンの音楽は、多くの人の心を打ち、その素晴らしさゆえに、それは250年後の私たちの心にもしっかり届いているんだと。

 

そんなことを考えていたら、現在の大変な状況の中にいる私たちも、この困難な事態をいかにうまく昇華させて明るい未来にしていくか、ということを問われているんじゃないのかな、という気がしたのでした。

 

一路真輝さんと、田代万里生さんが、本当にものすごく素晴らしかったです!
(8月の帝劇コンサートでお茶目なところをたくさん魅せてくれた、あのお二人が!…というギャップもすごくて…!)
とにかく本当に本当に素晴らしかったです!お二人の繊細なお芝居と、素晴らしい歌声に心奪われました。

 

帰宅してパンフレットを読んで、この作品を製作された方々の熱い想い、深い想いを知って、また感動を新たにしました。
ベートーヴェンに対する愛情がいっぱいに作られてる作品だな〜と感じたのは、こんなにも製作者の方々、キャストの方々の、深い愛情がこめられた作品だからなんだな、と思いました。

 

ぜひ、たくさんの方に観てほしいです!
こんなに深くて愛に溢れた素敵なラブストーリー、なかなかないと思います…!

 

※最後、新垣さんがハッピーバースデーの旋律を奏でられたのは、この日だけのスペシャルだったのかしら?

 

(敬称略)

■キャスト
一路真輝
田代万里生
神尾佑
前田亜季
安藤瞳
万里紗
春海四方
石田圭祐
久保酎吉
段田安則 (声)

■原案 小熊節子

■演出 栗山民也

■脚本 木内宏昌

■音楽・演奏 新垣隆

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「Op.110ベートーヴェン「不滅の恋人」への手紙」

2020年11月28日ー11月29日 @兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

2020年12月2日        @富山県民会館ホール

2020年12月5日        @東海市芸術劇場 大ホール

2020年12月11日ー12月26日 @大手町よみうりホール

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「オリエント急行殺人事件」

アガサ・クリスティ生誕130周年 「オリエント急行殺人事件」

Bunkamuraシアターコクーン 

・2020年12月9日(水)ソワレ

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今年は、 アガサ・クリスティ生誕130周年、そして作家デビュー100周年の記念の年なのだそうで、日本では、この「オリエント急行殺人事件」の舞台の他、12月18日には映画「ナイル殺人事件」が公開になるそうです!まさに今年は、アガサ・クリスティイヤーなんですね!

 

さて、オリエント急行殺人事件。アガサ・クリスティの超有名な作品。
知ってるような、知らないような…と思いながら、最後の最後の種明かしの結末まで見てから、ああっ!このお話、知ってるわー!…となりました(笑)←遅い!

 

ネタバレ厳禁なので詳しくは言えませんが、ハラハラドキドキする展開で、みんな息をのんで観入ってしまうので、会場はシーーーーーン!

私は最近とても寝不足&疲労気味だったので、換気が行き届いて少し肌寒い感じの会場の静けさと、キャストのみなさんの流れるようなセリフが心地よくて、ついついウトウトしてしまうこともありました…(;'∀')

ですが、謎解きのお話なので、かなりわくわくドキドキしながら真剣に舞台を凝視し、最後の結末には深いものを感じ、とても考えさせられるな〜ってしみじみ。

 

豪華キャストの10人でのお芝居。

テレビで拝見したことのある方々がたくさんで、ひそかにミーハー心がウズウズしてしまいました(笑)個人的には、マルシアさんが本当に素晴らしくって、最高!って思いました!(マルシアさんはミュージカルの舞台でも数多くご活躍されてます♪)

 ミュージカル初心者の私ですが、ストレートプレイにも、少しずつ慣れてきました…!

 

12月8日に開幕したばかり!
千穐楽まで、まだまだ進化しそうだな〜と思いました☺︎

アガサ・クリスティの小説がお好きな方はもちろん、推理小説がお好きな方にもオススメな作品です!ぜひ、生の舞台で楽しんでいただきたいな〜と思います!

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オリエント急行殺人事件

 2020年12月8日ー12月27日 @Bunkamuraシアターコクーン

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宝塚歌劇団月組:「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」・ ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

 宝塚歌劇団月組

「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」

ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

東京宝塚劇場

・2020年12月5日(土)ソワレ

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月組の公演を拝見するのは初めてでした!

宝塚歌劇団は、主に5つの組(花・月・雪・星・宙)があって、その組ごとに公演が行われます。(他にスペシャリスト集団の「専科」という組もあります)

その5つの組の中で、私はなぜか月組だけは、これまで観る機会がなかったので、今回初めての観劇となりました。

 

まず一幕は「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」でしたが、こちらは和のショーでした。

宝塚歌劇の上演形式は、一幕と二幕、どちらも一つの作品(ミュージカル)を上演する「一本もの」と、一幕はお芝居(ミュージカル)、二幕はショー、というように一幕と二幕で別の演目を上演する場合とあります。今回は、後者の上演形式でした。

一幕がショー、という構成だったのも、私は初めての経験でしたし(それまで私が観たほとんどは、一幕がお芝居、二幕がショー、という構成になっていました)、宝塚の「和のショー」を観るのは初めてだったので少しドキドキでしたが、坂東玉三郎さまが初めて宝塚を監修された作品ということで、その世界観がとっても美しくて…✨

特に音楽の美しさが秀逸で。いわゆる和の曲ではなく、クラシックの名曲がたくさん使われていたために、それが日本舞踊の舞を見事に引き立てていて、和と洋の素晴らしいハーモニーの世界観を作り出していました。

出演者のみなさんも本当に綺麗で美しくて…!とっても素晴らしかったです!

 

そして二幕、ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜 ですが、こちらは和の一幕から一転して、フランスのムーラン・ルージュが舞台の、とても楽しいコメディミュージカル!

ストーリーもわかりやすくて、出演者のみなさんの演技やショーシーンが素晴らしく、本当にあのムーラン・ルージュ全盛期の時代のパリにいるような、そんな素敵な気分を味わえました!

コメディということもあって、アドリブもたくさん!会場は、マスクはしているけれど、みんな笑顔いっぱい、そして、あたたかい笑い声に包まれて、とても楽しい素敵なひとときでした。あ〜幸せ!!

 

宝塚は、本当に元気と笑顔をくれる、素敵な作品を魅せてくれる素晴らしい存在だな〜と、つくづく思いました。ぜひ、たくさんの人に観て欲しいなぁと!

 

ちなみに…今は、以前よりもチケットが買いやすい状況となっているので、宝塚観たことないけど、ちょっと観てみたいな!と思っている方がいらっしゃったら、チャンスです!

 チケットをどうやって買えばよいかわからない〜!という方、↓こちら↓で買えますよ~!ぜひ、クリックしてみてくださいね♪

https://www.takarazuka-ticket.com/index_general.html

 少しの勇気で…笑顔になること、間違いなしです😊

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宝塚歌劇団月組公演

「WELCOME TO TAKARAZUKA -雪と月と花と-」

ミュージカル 「ピガール狂騒曲」 〜シェイクスピア原作「十二夜」より〜

2020年9月25日ー11月1日  @宝塚大劇場

2020年11月20日ー2021年1月3日 @東京宝塚劇場

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「現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より」

現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より

@シアタートラム

・2020年12月4日(金)19時開演

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 世田谷パブリックシアター芸術監督である野村萬斎さんが、企画・監修を務める「現代能楽集」シリーズ。今回はそのシリーズ第10作目の公演だそうです。

古典の能楽からインスピレーションを受け、劇作家・演出家の瀬戸山美咲さん、劇作家の長田郁恵さんが、現代社会の底深くの人間真理を描き出した現代演劇作品。

今回の演目は、「道成寺」と「隅田川」。現代に生きる人々の幸福とは何なのか、私たちに問いかける作品となっています。

(詳細は公式HPへ)

 

私にとって、初めてのストレートプレイの観劇。

 

瀬奈じゅんさん、相葉裕樹さん、清水くるみさん、というミュージカルの舞台ではおなじみの方々が3人(総出演者数6人中)も、ご出演されているということと、ミュージカルではないお芝居というものが、どんな感じのものなんだろう?ということに興味があって、観に行くことにしました。

 

舞台は二部構成。第一部が「道成寺」、第二部が「隅田川」。

一部と二部の間には、たった10分間の休憩。

ミュージカルの30分ほどの休憩に慣れていたので、この休憩の短さと、キャストの方々の切り替えの早さにはとても驚きました。

 

たった6名の役者さんだけで繰り広げられるお芝居。

一部と二部は全然違うお話なので、全員がそれぞれ別の役を2役演じられます(3役、4役の方もいらっしゃいました)。

 

シアタートラムは、とても小さな劇場で、200席くらいでしょうか?

舞台と客席の距離がとても近くて、役者さんたちは、マイクなしの肉声でのお芝居でした。

なので、こちらの客席側も、役者さんたちから常に見られている緊張感!息遣いや感情の変化なども全部舞台上に届いてしまう状態なので、ものすごい緊張感とともに、じっと席に座って固唾を飲んで舞台を見つめていました…

 

感想は…

壮絶なお芝居に、心が揺さぶられまくりました。

心の奥をぎゅっと掴まれた感じがして、なんだかうまく言葉にできない感情になりました。

 

道成寺」は、どうして人間はお互いにうまく愛を伝え合うことができず、結果的に相手を傷つけてしまったりするんだろう?とか、どうして人は、自分のしたいことを我慢しちゃったり、自分の本当の気持ちから目を背けてしまい、どんどん幸せじゃない方向へ向かっていってしまうんだろう?とか、幸せって本当に人それぞれなのに、それを他人が否定しちゃったりすることって、一体どういうことなんだろう?…とか、いろんな感情が交錯してしまいました。

 

隅田川」は、特に女性に刺さる演目だと思いました。登場人物たちに、幼女の頃の自分、思春期の少女の頃の自分、大人になる少し前の自分、責任ある働く大人の女性としての自分、老いてからの自分(または老いた自分の母親の姿)など、たくさんの自分を重ねて見てしまうのです。

切なくて切なくて、涙が止まりませんでした。

舞台上の全員を抱きしめてあげたい!背中をさすってあげながら「大丈夫だよ…!あなたは愛されているよ…心配しないで!」と言ってあげたい、って思いました。

 

最近、特に今年になってからでしょうか、幸せについて考えることが、とても多くなっていました。

自分にとっての幸せってなんだろう?ということもそうですし、他の人、周りの人にとっての、それぞれの幸せって何なのかな?と考えることも、とても多かったです。

そんな昨今の状況の中、このお芝居を観ることができたのは本当に幸せなことだったと思います。

舞台上の役者さんたち、そして客席の私たち、全員が確実に、幸せとは何かをともに追求した、かけがえのない時間だったな、と思うのです。

 

キャストの方について…(敬称略)

瀬奈じゅん

迫真の演技が素晴らしすぎました。彼女自身の実体験に重ねて考えてしまうと、第二部の役は本当に演じるのがツラかったのではないかと、思わずにはいられなかったのですが、そんなことは全然感じさせない素晴らしいお芝居で、素直に感情移入してしまい、気づいたら夏帆の気持ちになって、涙が溢れていました。

相葉裕樹

第一部の屈折した大学生、素晴らしかったです。屈折した心情の表現が見事すぎて、思わず駆け寄って、抱きしめて頭を撫でてあげたい!って思ってしまいました。狂気の表現も本当に素晴らしかったです。

★清水くるみ

第一部も、第二部も、感情がとても大変な役で、その演じわけが本当に素晴らしかったです。似ているようで、全然違う人物を、見事に表現されていて、最高でした。どちらの役にも、感情を持っていかれました。体当たりの演技、素晴らしいです!

明星真由美

第一部の幸せコンサルタントが最高でした。うわ、こういう人いるよね!ってリアルに思いました。第二部のヘルパーさんの役も、人間の嫌なところが滲み出ていて素晴らしかった。どちらも、人間って誰もがこういうところ、あるよね!と気付かされる素晴らしい演技でした。

高橋和也

彼をどこかで見たような気がしていたのですが、そう、元「男闘呼組」のメンバーの高橋さんでした!すっかり渋い大人の男の役者さんになられていて…びっくりでしたが、特に第一部の男の役がほんっとうに嫌なやつすぎて、最高でした!こういう男、ほんと大っ嫌い!!!って思っちゃったほど、素晴らしい演技で、魅了されました。

鷲尾真知子

テレビで何度か拝見したことのある女優さんでしたが、本当に演技が素晴らしすぎて、腰を抜かしそうになりました。第一部も第二部もリアルすぎる人物像で、ものすごく説得力がありました。特に第二部のおばあちゃんは、ボケてるの?わざとなの?ということを自然に演じられていて、本当にリアルで素晴らしかった。最後のシーンで、彩佳ちゃんを包み込んであげるところは、おばあちゃんの愛と優しさに、心からの涙が溢れてしまい、止まりませんでした。

 

本当に素晴らしい舞台でした。

しばらくは、幸せについて考える日々になりそうです。

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現代能楽集Ⅹ『幸福論』~能「道成寺」「隅田川」より

 

2020年11月29日ー12月20日 @シアタートラム

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ミュージカル「プロデューサーズ」

ミュージカル「プロデューサーズ」

東急シアターオーブ

・2020年12月1日(火)ソワレ(e+貸切公演)

✳︎Wキャスト✳︎

レオ:大野拓朗

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下ネタ満載な、ドタバタコメディミュージカル!

好き嫌いが分かれるかもしれないと思いましたが、純粋に私はとっても楽しかったです!

 

舞台はブロードウェイ。落ちぶれたブロードウェイのプロデューサーのマックスと、気弱な会計士レオが、タッグを組んで一攫千金を狙うという物語!

(ストーリーの詳細は公式HPへ)

 

ブロードウェイが舞台ということで、現在のブロードウェイの状況(劇場が閉鎖されてしまっている状況)を考えてしまったのは私だけではなかったのではないかと思います。

だからこそ、ここ日本で、舞台の灯火を絶やさずに希望の光にしていこう!というスタッフ・キャストの方々の熱い思いが、この舞台に溢れていたのをとても感じました✨

 

このミュージカルは、とにかく面白くて、ずっと笑いっぱなしで、ステージの華やかさにも圧倒されっぱなしの舞台でした!

途中、セリフなのかアドリブなのか、全然わからなかったけれど、キャストさんたちが本気で笑っちゃってるシーンがあって(笑)、観ているこちらもつられて笑っちゃったりして、ホントに楽しかった〜!

そして、あれ?グリブラ*かな?(*「グリーン&ブラックス」というWOWOWの番組)って感じさせるところもあったけれど、福田雄一さん(演出)✖️井上芳雄さんコンビだから、仕方ないかな〜笑

 

以下、メインキャストの感想いきます(敬称略)

井上芳雄:マックス

さすがすぎます井上芳雄サマ!

よく舌が回るなぁ〜と感心するセリフの速さとか、びっくりするほどナチュラルな、セリフから歌唱への流れとか、もうほんと天才だなぁ〜!と思いました。

そして、座長としての力量が素晴らしい!と感じました。舞台上の全員のことをちゃんと全部みていて、ちゃんと対応している。そしてフォローもしている。すごいなぁ〜と思いました!言わずもがなだけど、歌も上手すぎるし、本当にもう、スーパーマンだよね!!

大野拓朗:レオ

大野くんのこと、朝ドラ(とと姉ちゃん)の時から好きで、なので今回は大野くんを観たくて、大野くん回のチケットを取りました。

大野レオ、とっても可愛かった〜!歌は上手いし、カッコいいんだけど、役柄が可愛くって…!井上マックスに突っ込まれる感じとか、テンポがよくって最高でした!これからもいろんな役柄をミュージカルで観ていきたいなぁ〜って思いました。

★木下晴香:ウーラ

晴香ちゃん最高でした!!!素晴らしすぎました!笑いを取る役どころではあるけれど、ものすごい才能とキュートさを兼ね備えた素晴らしいミュージカル女優さんっ!可愛すぎて綺麗すぎて、もうその魅力に釘づけでした〜❤︎

★吉野圭吾:ロジャー・デ・ブリ

すってきでしたぁーーー!!!もう、迫力が最高!素晴らしすぎて圧倒されました!普通の役も観てみたいですっ!(←今回あまりにも普通の役じゃなかったから…笑)

木村達成カルメン・ギア

えっ?誰?この美女!?…って割と本気で思ってしまったカルメンちゃん!綺麗すぎてキュートで素敵ーーーー❤︎吉野ロジャーとの関係性が素敵で、ほっこりしました〜😊

春風ひとみ:ホールドミー・タッチミー

ひとみ姉さんは、もう本当に存在感が最高でっ!!!!キュートなおばあちゃん役が板に付きすぎていて、最高でした!大好き!!!

佐藤二朗:フランツ・リープキン

独特すぎる空気感を醸し出しまくっていて、ある意味すごい空間支配力!キャストのみなさん、素で笑っちゃっていたような感じでした笑

 

なんにも考えずにただただ笑えるミュージカルって、本当に楽しい!

 

音楽もダンスも素晴らしくって、ブロードウェイの舞台が再現されている感じだったのも、この状況を考えると、胸がキュンとしました。

 

・・・1日も早く、ミュージカルが、舞台が、なんの不安もなく心から楽しめる日が来ますように!・・・

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ミュージカル「プロデューサーズ

2020年11月9日ー12月6日 @東急シアターオーブ

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*本日、千穐楽!本当におめでとうございますっ😊

 

LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」

LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」*ツアーファイナル*

Bunkamuraオーチャードホール

・2020年11月29日(日)16時開演 

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LE VELVETSのコンサート、昨年ぶりにまた観ることができました!

LE VELVETSは、全員音楽大学の声楽科を卒業した、テノールバリトンで構成される、身長180cm以上の男性4人組ヴォーカルグループです。

それを聞くだけで、もうなんだか「きゃーっ!」っていう感じですよね💜

そうなんです、実にカッコ良いんです!歌声も甘く柔らかく上質なヴェルヴェットの生地のよう…っていう、まさにグループ名の通り!

 

2020年10月に発売された彼らのニューアルバム「PRAY LIST」を引っ提げてのコンサートツアーが開催されました。

www.amazon.co.jp

Bunkamuraオーチャードホールでの公演が、このツアーの最終地でした。

 

会場は満席でした。

変則的な席飛ばしの配列でしたが、その中での満席。3階席の一番後ろの席までぎっしり!

私はその3階席の最後列のど真ん中の席という、ある意味めちゃくちゃおいしい席(ポジティブっ!)だったので、素晴らしい歌声に包まれてる感が、もう本当に最高でしたーーー!(決して負け惜しみではなく笑)

 

もう、本当に素晴らしかった…!

1年ぶりのオーチャードホールでの彼らは、確実に、着実に進化をしていました。

歌うことを心の底から楽しんでいることが、ビンビン伝わってきました!

歌声のシャワーを全身で浴びて浄化され、時々入るMCのトークでほっこり(トークがね、とっても可愛いんです。メンバー同士のやりとりが可愛いの)する、本当に大満足のコンサートでした。

 

最後のメンバーのご挨拶では、この状況の中、千穐楽まで無事に来れたこと、本当にホッとされていることが痛いほどわかり…😭

メンバーの感動的なご挨拶に感動し、会場全体みんな泣いちゃいました…😭

そしてアンコールラストのハレルヤで、明日からの活力とエールをいただきました!

本当に本当に聴きに行けてよかった…泣

これから先、何かツライことがあったとしても、このコンサートのことを思い出せばきっと、乗り越えていける気がします…!

 

そんな、素晴らしかったこのコンサートの模様は、全編収録されていました!

12月26日(土)午後5時から、CSテレ朝チャンネル1で、放送されるそうです\( ˆoˆ )/

www.tv-asahi.co.jp

ぜひぜひ多くの方に観ていただきたいです!!

 

これからもLE VELVETSのご活躍を、楽しみにしています♪

素晴らしいコンサートを、本当にありがとうございました! 

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LE VELVETS コンサートツアー2020「PRAY LIST」

2020年10月16日 @かつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール

2020年10月31日 @文化パルク城陽

2020年11月01日 @メルパルクホール大阪

2020年11月14日 @トークネットホール仙台(仙台市民会館)

2020年11月23日 @ももちパレス

2020年11月25日 @名古屋市芸術創造センター

2020年11月29日 @Bunkamuraオーチャードホール

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ミュージカル「NINE」

ミュージカル「NINE」

@TBS赤坂ACTシアター

・2020年11月27日(金)ソワレ

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城田優さんの舞台を観てみたかったのと、咲妃みゆさん、屋比久知奈さん、エリアンナさん、春野寿美礼さん、前田美波里さんなどなど、私にとっては親しみのある、たくさんの女優さんたちの活躍がとても楽しみで、チケットを取りました。

 

 感想を一言で言うならば、そのステージ全体がまるっと芸術作品でした。

ステージだけでなく、客席も、そしてお客さんも巻き込んでの芸術作品。(実際に、客席へライトのビーム?が当てられたり、お客さんへの個別の語り掛けがあったりしました!)

立体的な映画を観ているような、作品たちが勝手に動いている、不思議な美術館!の中に迷い込んだような。

 

今まで体験したことのないような(といっても、ミュージカル歴はまだまだ短い…)世界観で、その独特な表現方法に慣れるまでに、少し時間がかかりました。

いや、最後まで慣れなかったといった方が正しいかもしれません。

 

映画監督のグイドの物語。(ストーリーはこちらの公式HPから!)

40代(現在)のグイドと、9歳の少年時代のグイド。グイドの頭の中には常にこの2人のグイドが存在していて、そんなグイドを取り巻く8人の女性たちと織り成す愛の物語。

 

キャストの方々の熱演や歌唱は本当に素晴らしく、多言語を用いた表現方法には圧倒され、音楽も本当に素晴らしかった!

特にグイド役の城田優さんの熱演には、観ているこちらの心が痛くなるほど、切ない気持ちが強く伝わりました。メンタル病んじゃってるんじゃないかと心配になるほどでした。

 

グイド(男性)は、弱いんですよね。精神的にとても脆い。

対して、グイドを取り巻く女性たち8人は、全員強い。彼女たちは、なんだかんだ、結局は自分の足でしっかり立って歩いていける人たちなんです。

グイド vs 女性たち、その対比のコントラストが鮮やかだったなぁ~。

ステージの使い方も斬新で、グイドの混沌とした頭の中をうまく表現しているなぁと思いました。

なので、観ていると、グイドの精神状態に引き寄せられてしまう感じがして、ちょっと怖い感じもしました。引っ張られる、っていう感じ。

 

全体的に本当にとても素晴らしい作品だったのですが、なにしろ表現方法に慣れるのに時間がかかってしまう感じだったので、たった一度観ただけでは、頭の中がぐちゃぐちゃに混乱してしまい、圧倒されて終わる…という感じだったのは否定できませんでした。

そして、ストーリーも、私が主人公に共感できなかった(自分勝手に女性を振り回す、精神的に破綻しかかっている男性ってことで)ので、観終わって少しモヤっとしてしまったことも否定できません。

 

ああ、芸術ってむずかしい…!

 

少し時間をおいてから、じっくりパンフレットを読み込んで、落ち着いてゆっくりといろいろ考えを整理して、たどり着いた思いとしては、「もう一度観てみたい!!」という気持ちでした。もう観るチャンスがないのが残念です…泣

…と思っていたら、なんと大阪公演の大千穐楽の回の配信があるそうです!もしかしたら観られるかも♪

 

それにしてもキャストのみなさんの熱演が素晴らしくて凄まじくて、圧倒されました!

以下、メインキャストの方々についての感想を…

 (敬称略)

城田優:映画監督

本当に最高のグイド!どこから見ても、グイドそのものでした。グイドを生き抜いていらっしゃいました。素晴らしかったです!

★咲妃みゆ:妻

底力のある歌声に度肝を抜かれました。演技も大熱演で素晴らしくてとても素敵でした。

★すみれ:女優

歌がめちゃくちゃ上手でびっくりでした。特に外国語のお歌がもう最高でした。

★土井ケイト:愛人

すごくチャーミングな女性の役をとても素敵に演じていらっしゃいました。好感度ナンバーワンでした。

★屋比久知奈:娼婦

今年の2月まで観ていた天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~での可愛い可愛いメアリーロバートちゃんのかけらもなかった…!でもすんごくカッコよかった。

★エリアンナ:評論家

バリバリ、サバサバしたキャリアウーマンっていう感じが、とても彼女のキャラクターに合っているんじゃないかなぁと思う役柄でした。素敵でした。

★原田薫:スパのマリア

ぶっとんだ世界の中で、すごくホッとできる存在で、癒しでした。安心感が素晴らしかった。

春野寿美礼:母

初めて舞台で拝見しましたが、歌声がもう素晴らしすぎました!天の女神の美声っていう感じで究極に癒されました。

前田美波里:映画プロデューサー

美波里さん、本当に素晴らしすぎました!おみ足が美しすぎて目が釘づけでした!出番も多く大活躍ですごかった。年齢を言い訳にしてはいけないって強く強く思いました。

 

このミュージカル「NINE」を観て、ミュージカルには、いろんなミュージカルがあるんだなぁ~と痛感しました。

まだまだこれから、もっといろいろ観ていきたいな~と思いました♪

 

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ミュージカル「NINE」

https://www.umegei.com/nine2020/

2020年11月12日ー11月29日 @TBS赤坂ACTシアター

2020年12月5日ー12月13日 @梅田芸術劇場メインホール

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ミュージカル「RENT」

ミュージカル「RENT」

@シアタークリエ

・2020年11月13日(金)ソワレ

✳︎Wキャスト✳︎

マーク  :花村想太

ロジャー :甲斐翔真

ミミ    : 遥海

コリンズ  : 光永泰一朗

エンジェル : RIOSKE

モーリーン : 鈴木瑛美子

f:id:dietteryoko:20201114143343j:image

1991年のニューヨークが舞台。

 1991年というと、私がちょうどこの登場人物たちと同じくらいの年齢だった頃、つまりリアルタイムで同じ時代を生きていた、ってことになる。

そうか、あの頃はこんな時代だったか…と、RENTを観て、ちょっと衝撃を受けました。

あの頃私は大学生で、英語やアメリカの文化の勉強をしていたし、アメリカにも何度か行っていた頃だった。そういえば確かに、そんな時代だったような気もする…。そうそう、あの頃は未知の病気だったHIVの感染が猛威をふるっていたよね…。

でも、自分には関係のない世界だった。だから、全然見てなかった。視野が狭すぎた。

RENTを観て、あの頃の自分の視野の狭さに気づかされました。ショックでした…。

 

さて、ミュージカル「RENT」です!

ミュージカル初心者の私は、もちろん今まで観たことがなく、予備知識もほとんどありませんでした。唯一「Seasons of Love」という曲だけは超有名なので知っていました。

 

メインキャストの6役がダブルキャスト

これ、すごいですよね!毎回、組み合わせが違っていて、その都度新鮮!っていう状態なので、キャストのみなさんは大変だなぁ〜と思いました。でも観る方は、いろんな組み合わせの化学反応を純粋に楽しめるから最高ですねっ♪

 

まず最初の感想は・・・

「RENT、すっげーなーーーー!!!!(言葉わるっ!)」でした(笑)

若者のパワーっていうのかな、とにかくエネルギーが凄すぎて、パワー炸裂で、ほんっとうに素晴らしかった!!圧倒されました!文字通り!

キャスト全員が歌ウマすぎて、歌の力がハンパない! そして、みんなひとりひとりの演技が体当たりすぎて、発するエネルギーの強さが最強すぎる!!

若いって凄い!あぁ、もう本当に、若さにはなにものも敵わないんだよな…って思わせられる。

仲間って?友達って?恋人って?人生って?

という、若者の永遠のテーマを、すごく考えさせられました。

熱い演技に思いがけず涙がボロボロ。RENTって、泣けるお話だったんだな…。

 

それにしてもものすごい盛り上がり!楽しいリズムの曲は客席みんなノリノリで手拍子で盛り上がるし、なんか劇場空間が熱かった!

生バンドの演奏も最高だった!音楽、めっちゃカッコよかったんだよね…★

 

コロナ禍だけど、久しぶりに前後左右あけずに客席が埋まっていて!だからこその割れんばかりの拍手が劇場いっぱいに響き渡って、本当に感動しました…(泣)

カーテンコールでも、拍手が鳴り止まなくて、本当だったら叫びたいところをみんな我慢して拍手にその想いを込めているから、拍手の威力がものすごいパワーで!

その光景を、キャストのみなさんが感無量な表情で見渡している姿に、こちらが再び感涙でした…!

 

あー、本当に観てよかったです!!

特に若い人たちには観て欲しいなぁ〜って思うし、あの頃若かった人たちにも観て欲しいなぁ〜って思いました。

本当に素晴らしいミュージカルでした!ありがとうございました!

 

↓キャストスケジュールはこちら↓

https://www.tohostage.com/rent2020/castsch.html

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シアタークリエ ミュージカル「RENT」

2020年11月2日ー12月6日  @シアタークリエ

2020年12月11日ー12月12日 @愛知県芸術劇場大ホール

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